【おっさん仕事術】会話は力技だと思っている病の処方箋
毎週木曜日は「思考術」「文章術」「会話術」の3つのテーマの中から、1つを選び深めています。今回は「会話術」以下の流れで進めます。
前回のおさらい
前回の「会話術」のポイントは以下の2点を考えながら会話を進めることでした。
- 「相手が話したいのは、きっとこんなことだろうな」
- 「つぎの話題へ移る前に、なるべくこの話を深めよう」
会話はキャッチボール
よく会話はキャッチボールに例えられます。まずは相手のボールを受け、次に相手にボールを投げる、この繰り返しです。
会話の場合、まずは相手の話を聞く、次に相手に話を聞いてもらう、この繰り返しです。
さらに会話を進めていくうちに相手の話に共感してくる、だから相手も自分の話に共感してくれるようになります。
これが会話の基本です。そして私たちはこの基本を理解しておく必要があります。
少し前の自分は、この基本が分かっていませんでした。今は理解していますが、だからといって、実践できているとは限りません。まだまだ修行中です。
会話のポイントは共感
会話のポイントは共感です。そこで今回は共感について考えます。
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「共感」は、あたかも相手の気持ちが自分に乗り移ったかのような反応で、相手に共感の気持ちを返す技術である。2倍、3倍に増幅して返してやるぐらいの心構えでやってみるとちょうどいいだろう。
では相手の気持ちを自分に乗り移させるためには何をすればいいのでしょうか?
まずは聞くことです。次に相手の話の背景にある気持ちを考えます。そして相手の考えを「ほめる」「喜ぶ」「祝う」「ねぎらう」などして受け入れます。
そうすれば相手と自分の間に共感が生まれます。この状態になれば会話のキャッチボールがスムーズに進むようになります。
会話は力技だと思っている病
会話のキャッチボールがうまく進まない場合、「会話は力技だと思っている病」にかかっているかもしれません。
自分はこの病にかかっていました。この病にかかっている人の思考は「人を動かすためには、まず自分が話、その話に共感してもらことが大切、そうすれば相手も動いてくれる」と考えています。
しかし、会話は力技ではなく、受け身なのです。相手の気持ちを受けとめ、返していくことで会話のキャッチボールが進みます。
処方箋
「会話は力技だと思っている病」の処方箋は以下の3点です。
1.まずは相手の話を聞くこと
2.そして相手の考えを感じること
3.その考えを受け入れること
今回の四十路の選択は前述の3点を実践することです。 早速、明日から試してみようと思います。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。よろしくお願いいたします。