四十路の選択

タイトルは『鷹の選択』にならって『四十路の選択』としました。

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【プロの課題設定力】課題設定のアプローチが学べます。

 

今回の読書メモは『プロの課題設定力』です。 

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本書を手にした理由は課題発見力を高めるヒントを学びたいと考えたからです。

「課題設定」とは「現状」と「あるべき姿」を正確に把握し、「現状」を「あるべき姿」になることを阻む優先順位の高い「問題」を見極め、「現状」を「あるべき姿」に近づける方法を考えることです。

最初のスタート地点である「課題設定」を間違えては、問題を解決することはできません。

「課題設定」は、問題解決と同じか、それ以上に重要なビジネスのコアスキルです。

 

課題とは

「現状」と「あるべき姿」のギャップを把握した上で、「現状」を「あるべき姿」にするために、なすべきこと

 

問題とは

課題の達成(「現状」を「あるべき姿」にすることを阻む要因

 

著者 

プロの課題設定力

プロの課題設定力

 

著者はコンサルティング会社のアソシエイトパートナーの方です。

大学卒業後、大手アパレル企業を経て、1998年にコンサルタント会社へ入社されます。

新規事業戦略立案・展開支援、コンサルタント育成強化、プロフェッショナル人材制度設計、人材開発戦略・実行支援などのプロジェクトをリードし、企業変革戦略コンサルティングチームのリーダーを経て現職につかれています。

プロジェクトマネジメント研修、ドキュメンテーション研修、リーダー研究など社内外の研修講師をつとめ、「プロを育てるプロ」として知られています。

 

目次

【第1章】なぜ今、課題設定力が求められるのか?

【第2章】課題設定の精度を上げる3つの「視方」

【第3章】課題設定のアプローチ1インプット ~情報収集と現状分析

【第4章】課題設定のアプローチ2プロセス ~課題の組み立て

【第5章】課題設定のアプローチ3アウトプット ~課題として出力する

 

ここからは、本書でフセンをつけた箇所をまとめておきます。

 

視点(1)「視点」とは何か?

◆86ページ~89ページ◆

「視座」を高く持ち、「視野」を拡げて、課題を考える。そして最後の「視方」は「視点」です。「結局何が重要なのか」「今回は、どう課題を設定するべきか」ということを見極められるか否かは、「視点」の鋭さにかかっています。高い「視座」から収集した情報を、広い「視野」で自分なりに考え、鋭い「視点」で課題を設定する。これが課題設定の理想です。「視座」「視野」を「高い・低い」「広い・狭い」と表現するなら「視点」は「鋭い・鋭くない」です。「視点」は3つの基礎体力のなかでは、定義づけるのも鍛えるのも一番難しい要素です。そもそも「何をすべきなの?」と考える所から始まるのですが、感覚的な部分も多いため、論理付けて説明するのも、数値で説明するのも困難なのです。

 

「視座」「視野」「視点」を意識する

今まで物事を視る時、「視座」「視野」「視点」を意識することはありませんでした。

これからは、高い「視座」から収集した情報を、広い「視野」で自分なりに考え、鋭い「視点」で課題を設定することを意識します。

鋭い「視点」は、本質を追求することで鍛えられるのでしょう。

 

よいアウトプットにはよいインプットが不可欠

◆96ページ~100ページ◆

インプットには3つの手順があります。まず「聞く」、次に「ぶつけて」、そして「計る」のです。

「聞く」は文字どおり、仕事を依頼した上司や顧客、その関係者に話を聞いて情報を集める作業です。

「ぶつける」は、集めた情報をもとに「あるべき姿」や「現状」や「問題」の仮説について、まだ粗い段階で一度、状に、顧客、関係者に提示することです。「ぶつける」ことは情報を的確に聞き出すテクニックであり、「ぶつける」ことで返ってくる新たな情報を手に入れ、課題設定の精度を高めていくのです。

(中略)

そして、もう1つのインプットが「計る」です。インプットと一口に言いますが、当初得られる情報自体は、曖昧だったり、抽象的なものだったりします。これからを数値化して具体的にする作業が「計る」です。

  

「聞く」「ぶつけて」「計る」でインプットする

今までは情報を曖昧なまま、抽象的なままで扱っていました。

これからは数値化し、計ることで検証できるよう扱います。

 

ロジカルシンキングの見方(1)MECE

◆147ページ~150ページ◆

MECEで切り分ける軸は、大きく分けると「対立概念」「数値」「時系列・手順」「要素」に分類されます。

 

MECEで切り分ける

「モレなくダブリなく」と言われても、具体的にどう分ければいいの?と感じていました。

「対立概念」「数値」「時系列・手順」「要素」の切り口は実際に分ける際のヒントになります。

 

取り入れたい習慣

今後取り入れたい習慣は以下の3点です。

1) 「視座」「視野」「視点」を意識すること。

2) 「聞く」「ぶつけて」「計る」でインプットすること。

3) MECEで切り分けること。

 

やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。

そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!

                       

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。

よろしくお願いいたします。