【知的生産性を高めたい人向け】 ドキュメント・コミュニケーション力が学べます。
今回のオススメ本は、『ドキュメント・コミュニケーションの全体観 下巻』です。
本書は、知的生産性を高めたい方へオススメです。
「ドキュメント・コミュニケーション力」と「問題解決力」は、知的生産性を高めるために不可欠な、2つの基本OSだと著者はいいます。
いかなる時代、いかなる問題テーマ、いかなる事業・部門・ポジションにおいても、必ず必要になる基本的なスキルなのです。
著者について
ドキュメント・コミュニケーションの全体観 下巻 技法と試合運び
- 作者: 中川邦夫,コンテンツ・ファクトリー,中川学
- 出版社/メーカー: コンテンツ・ファクトリー
- 発売日: 2010/05/01
- メディア: 単行本
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著者は、製紙会社を経て、コンサルティング会社へ入社します。
その後、1998年に独立されます。
事業戦略、組織設計、営業力強化、業務改革、人材育成など幅広い分野でコンサルティング、および経営者、幹部候補生研修などを手がけられています。
ドキュメント・コミュニケーション力の基本2
本書には、ドキュメント・コミュニケーション力の基本2がまとめられています。
PartIII: Art
PartIV: Tactics
ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。
「理由づけ」と「要素分け」で捉えよう
◆62ページ~63ページ◆
それは、多くの人のアタマに浮かぶ疑問には「理由づけ」と「要素分け」という2つのパターンがあるということだ。
「理由づけ」:メッセージに至った理由を求める
「要素分け」:メッセージの詳しい内容(ブレークダウン)を求める
従って、我々がピラミッド構造を組むときには、こうした「理由づけ」や「要素分け」をしっかり意識して、応えてもいかなければならない、そうすれば読み手に納得してもらいやすくなるからだ。
「理由づけ」や「要素分け」を意識する
人のアタマに浮かぶ疑問は「理由づけ」と「要素分け」の2つです。
だから「理由づけ」と「要素分け」を説明すれば納得してもらいやすくなります。
「メッセージに至った理由」と「メッセージの詳しい内容」をしっかり伝えていきましょう。
「解りやすさ」を徹底しよう
◆88ページ~95ページ◆
だから、ドキュメントでは常に次のように心掛けよう。
- 概念的・全体的表現は、必ず具体的・個別の表現でフォローする
- 具体的・個別の表現は、必ず概念的・全体的表現でフォローする
つまり、読み手の納得性を高めるためのサポートを、予めドキュメントに織り込んでおくのである。これは、テキストページやテキスト欄に書き込むようなメッセージ表現にも、図表表現にも必要だ。こうすると読み手にスムーズに「解っていただく」ことができるし、納得性も自然に積み重なっていくことになる。
「概念的・全体的表現」と「具体的・個別の表現」を使い分ける
おっさんは、理解してもらうために同じことを2回繰り返していました。
例えば「具体的・個別の表現」を2回繰り返していたのです。
これは効果がなかったのですネ。
「概念的・全体的表現」で始めれば「具体的・個別の表現」終わり、「具体的・個別の表現」で始めれば「概念的・全体的表現」で終わるようにしましょう。
「仕事」をベースにランニングしよう
◆204ページ~208ページ◆
序盤
序盤には、まず初めの「ストーリーづくり」の「仕事」に取り掛かる。この目処が立ったら、直ちに次の「構成検討」に移る。
中盤
中盤には3番目の「図表ページ造り込み」の「仕事」を行う。また、このあたりからフィードバックLoopを使った修正「仕事」も本格的に始める。なお、このフェイズでは仮説検証のための情報収集・分析などの「作業」時間も増えてくる。
終盤
そして終盤には十分に時間をとって、最後の「全体調整」に取り組む。
まず「仕事」、「仕事」続けて、最後に「仕事」締める
序盤で「仕事」、中盤でも「仕事」を続け、終盤も「仕事」で締めます。
要は最初から最後まで「仕事」をするのですネ。
ちなみに「仕事」と「作業」の定義は以下になります。
「仕事」=ある成果を出すために思考する(アタマを使う)
「作業」=思考のために準備する、思考したことを実行する(主に手足を使う)
おっさんの選択
本書から学んだドキュメント・コミュニケーション力の基本2は以下の3点です。
1) 「理由づけ」や「要素分け」を意識すること。
2) 「概念的・全体的表現」と「具体的・個別の表現」を使い分けること。
3) まず「仕事」、「仕事」続けて、最後に「仕事」締めること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。