【新商品の企画・開発に携われる人向け】 イノベーションとリスクへ挑戦するポイントが学べます。
今回のオススメ本は、『100円のコーラを1000円で売る方法3』です。
本書は、新商品の企画・開発に携われる方へオススメです。
シリーズ3作目で完結編となる本書、サブタイトルに『イノベーションがわかる10の物語』とあるように、イノベーションについて物語仕立てで、楽しみながら学ぶことができます。
危機から脱出するカギとは
本書のテーマは「イノベーションとリスクへの挑戦」です。
危機から脱出するカギは、従来の発想の延長ではなく、困難な課題に果敢にチャレンジし、自らリスクをとってイノベーションを起こすことです。
本書では、どのようにリスクをとり、イノベーションしていくのか、イノベーション、グローバル競争、M&Aの事例を取り上げ、物語は展開していきます。
著者について
著者は、コンピュータ関連サービス企業に入社され、製品開発、セールス、戦略マーケティングなどを経験された後、2013年に独立されています。
現在は、経営変革において、現場リーダーが自ら動いていく組織作りのコンサルティングをされている方です。
また、2000年にバリュープロモーションという概念に出会い、その後2006年よりバリュープロモーションの伝道師としても活躍されている方です。
イノベーションとリスクへの挑戦
本書には、イノベーションとリスクへの挑戦がまとめられています。
1 破壊的なライバルは外からやって来る
3 企業メッセージの99・996%はスルーされる
4 無料でも儲かる仕組みとは?
6 買収するほうが立場が強いとはかぎらない?
7 なぜグーグルはYouTubeを買収したのか?
8 アップルがiPadでパソコンを否定した理由
9 有料で1万人に売るか、無料で100万人に使ってもらうか?
10 動きながら考える
ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。
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◆51ページ~58ページ◆
企業が一生懸命、消費者に情報を流しても、そのうち99.996%はスルーされる。消費者が認識するのは、世の中にある情報の2万5000件に1件だけ。情報があふれているからだ。広告メッセージだけでも、一人当たり1日3000件届いているという調査もある。
消費者が認識するのは、2万5000件に1件との認識を持つ
世の中に流れている情報は0.004%(2万5000件に1件)しか認識されていない。
「そんなに少ないの?」と驚いてしまいましたがが、この認識を持った上でメッセージを考えることが大切なのでしょう。
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◆91ページ~103ページ◆
イノベーションのジレンマは、既存のお客様の課題を満たそうと努力し続けると、かえって失敗するという状況を指すの。それを避けるためには、目の前にいる既存のお客様だけを見るのではなく、その背後に隠れているお客様になるかもしれない人たちにも目を向けることが重要なの。
新しいお客様をどのように創造するかを考える
既存のお客様のことだけでなく、新しいお客様をどのように創造するかを考えることも大切です。
おっさん的には、既存のお客様のこと7割、新規のお客様のこと3割くらいで取り組んでいます。
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◆160ページ~168ページ◆
世の中が変わっても競争力を維持するためには、つねに学び、新しいことにチャレンジする姿勢が不可欠です。それは時に、激しい自己否定を伴います。アップルがスマホやタブレットを出さなくても、いずれは誰かが出したでしょう。他社にやられるのを待つのではなく、みずから過去の栄光を乗り越えていく、私たちに求められているのは、得意な分野にこだわるのではなく、そこからいったん距離をおいて、ゼロベースで見直すことです。新しいサービスのヒントはむしろ未知の分野の中にある。私たちは、リスクを取って未知の分野に踏み出さなければいけないのです。
常に自己否定を行い、ゼロベースから考える
ゼロベースで見直すことが大切です。
そのために、常に自己否定を行い、過去の栄光を乗り越え、イノベーションしていきましょう。
いつの間にか時代に取り残されてしまうことのないように……
おっさんの選択
本書から学んだイノベーションとリスクへの挑戦のポイントは以下の3点です。
1) 消費者が認識するのは、2万5000件に1件との認識を持つこと。
2) 新しいお客様をどのように創造するかを考えること。
3) 常に自己否定を行い、ゼロベースから考えること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。