【国語力を身に付けたい人向け】国語力を鍛えるための方法です
今回のオススメ本は、『「ビジネスマンの国語力」が身につく本』です。
本書は、国語力を身に付けたい方へオススメです。
著者は「国語力=論理的思考力」と定義されています。
本書には、論理的思考力を鍛えるための方法が紹介されています。
あなたの国語力は何点?
おっさんの場合、5点満点中2.5点くらいでしょうか?
もっと国語力を高めるためには、論理的思考力を鍛える必要があります。
どうすれば論理的思考力が鍛えられるのか、少しだけ確認してみましょう。
著者について
著者は、国語塾の主宰の方です。
著書が実践している国語力育成法は高く評価されており、人気があるようです。
著者が言う論理的思考力は以下の3つの力に分類さます。
1)言いかえる力
言いかえる力とは、「抽象化」と「定着化」の力です。
「つまり/たとえば」が「言いかえる力」のカギ。
2)くらべる力
くらべる力とは、「対比関係」を整理する力です。
「それに対して」が「くらべる力」のカギ。
3)たどる力
たどる力とは、「因果関係」を整理する力です。
「だから/なぜなら」が「たどる力」のカギ。
論理的思考力を高める
本書には、「国語力=論理的思考力」を高めるための方法が以下の章立てでまとめられています。
序 章 「大人の国語力」を身につければ、あなたの毎日は驚くほど変わる!
第1章 「国語力=論理的思考力」を飛躍的に高める、このシンプルな方法
第2章 論理的思考力の決め手!「言いかえる力」はこう身につけよう(1)
第3章 論理的思考力の決め手!「言いかえる力」はこう身につけよう(2)
第4章 あなたの主張が際立つ!「くらべる力」はこう身につけよう
第5章 説得力がグンとアップ!「たどる力」はこう身につけよう
終 章 論理的思考力を最大限に高めるために心得ておくべきこと
ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。
キーワードは「整理」
◆40ページ~41ページ◆
「自分の伝えたいことがらを、分かりやすい形で伝える力が説得力」「相手の分かりづらい表現を、スッキリした形にリフォームして受け止める力が理解力」これらは結局、同じことを表しているということにお気づきでしょうか?分かりやすい形。スッキリした形。つまり、「整理された形」です。そこで、「説得力」「理解力」という言葉は、次のようにまとめることができます。
説得力…整理して「発信」する力
理解力…整理して「受信」する力
こうしてみると、ポイントは「整理」にある、ということが分かります。
分かりやすく整理する
本書では、分かりやすく整理する形として以下の3つを説明されています。
・「抽象化」(つまり)と「定着化」(たとえば)
・「対比関係」(それに対して)
・「因果関係」(だから/なぜなら)
おっさんも情報の発信/受信の際には、この形を意識しながら、整理するようにします。
あなたが重視すべきものは?
◆57ページ~59ページ◆
失敗したくなければ、思考の「形式」を軽んじないことです。重視すべきは、「何を考えるか」ではありません、「どう考えるか」です。
「何を話すか」ではありません。「どう話すか」です。
「何を書くか」ではありません。「どう書くか」です。
「何を読むか」ではありません。「どう読むか」です。
「何を聞くか」ではありません。「どう聞くか」です。
この心がまえをもちさえすれば、あなたの日々は、間違いなく変わり始めるでしょう。
思考の「形式」を重視する
Whatではなく、How toを意識します。
そして、そのHow toを日々積み上げていくようにします。
アウトプットを重視することの意外なメリット
◆217ページ~219ページ◆
話せば話すほど、書けば書くほど、わき上がってくるものがあります。それは、自分の「無知」への気づきです。すなわち、ソクラテスの言う「無知の知」です。どうしても言いたいことがある。どうしても伝えたいことがある。しかし、それを有効に伝えるための語彙が、自分のストックのなかには不足している。主張の後ろ盾となってくるような前例も知らない。他国での実績も知らない、先行実践に関するデータももっていない。あると思っていたストックがない。手に入れなければ。要するに、「アウトプットがインプットを要請する」のです。出せば出すほど、何もなかったことに気づき、「入れなければ…知識を」という思いが、ふつふつとわいてくるのです。
アウトプットでインプットを増やす
確かにアウトプットしていると、自分の知っている情報では足りないことに気づきます。
そこで、足りない情報を調べてインプットします。
この繰り返しが生きた学習につながっていくのでしょう。
これは確かにメリットと言えますネ。
おっさんの選択
本書から学んだ論理的思考力のポイントは以下の3点です。
1) 分かりやすく整理すること。
2) 思考の「形式」を重視すること。
3) アウトプットでインプットを増やすこと。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。よろしくお願いいたします。