【時間も予算もないPR担当者向け】 PRのノウハウが学べます。
今回のオススメ本は、『ブームをつくる』です。
本書は、時間も予算もないPR担当者の方へオススメです。
本書には、時間や予算などの条件が成約されたなかで、どうすればPRを成功できるか、そのノウハウがまとめられています。
一般的な仕事でもPRのノウハウは活きてくると著者はいいます。
理由は、どんな職種でも、狙った相手に的確に情報を発信して、確実に受け取ってもらうことが必要だからです。
PRとは
PRとは、Public Relationsの略語です。
PRには、「多くの人々に知らせて、社会的に好ましい信頼を得る」という意味があります。
PRとは、「商品についての情報を拡めて、人々に認知してもらう活動」をいいます。
そして、著者が理想としているPRとは、「ターゲットとした個人が主体的に動き続けてくれるようにすること」だそうです。
著者について
著者は、PRプロデューサーです。
今や大ブームとなっているご当地グルメの先駆け「佐世保バーガー」、ゆるキャラ「ひこにゃん」のヒット、香川県の「うどん県改名」など、すべて「ズラす」手法で成功させてきた方で、これまでに地方PRを2,500件以上手掛けられています。
2010年にはPRアワードグランプリでソーシャル・コミュニケーション部門最優秀賞を「畳新市場開拓プロジェクト」で受賞されています。
PRのノウハウ
本書には、PRのノウハウがまとめられています。
【第1章】人が自ら動く―PRにおける「ムーブメント思考」とは何か
【第2章】個人の単位から社会的な動きへ
【第3章】クライアントを納得させるプレゼン術
【第4章】メディアを動かす
【第5章】狙いどおりに永続的に動かす
ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。
200万人という臨界点
◆52ページ~55ページ◆
私の考える“臨界点”は、約2パーセント。現在の日本社会が一億人のスケールだとすれば、200万人に伝えることができれば、そこから先は拡散されることで生命をもったかのように、情報そのものがPRを新たな次元に導いてくれます。そして、約2パーセントという“臨界点”の先にある新たな次元こそが、私が理想と考える「永続性を生むPR」です。
まずは2パーセントに伝えることを考える
おっさんも臨界点という捉え方をしてみます。
何事も、まずは臨界点である2%に伝えることに取り組みます。
どのようにターゲットを絞り込むか
◆75ページ~78ページ◆
では、どのようにして絞り込むのか。これを考えるときに「その商品を世に出すことの意義」が明確であれば、ターゲット設定を間違うことはありません。つまり「誰のために」「何のために」、そして「なぜ、いまなのか」という商品の存在意義をしっかりと把握することが、PRを誰に向けて発信するかというターゲット設定をする上で非常に重要だということです。
商品の存在意義を把握し、ターゲット設定を行う
「誰のために」「何のために」「なぜ、いまなのか」、この問いに対する答えを考えた上でターゲット設定するようにします。
相手をリスペクトする心のクセ
◆122ページ~126ページ◆
この「相手との距離を詰める」という点で、「ほめる」というのは実に有効です。もちろん、上辺だけのオベンチャラを言っても相手は心を開いてくれません。そうではなく、心の底から相手をリスペクトして、依頼されている案件に対して全力で取り組む姿勢が求められるのです。そのために必要なことは、普段から「相手をリスペクトする心のクセ」を身につけておくことです。このクセが身についていて、依頼に対して全力で取り組む姿勢があれば、自然と相手のことを詳細に調べるようになるでしょう。人間は誰でも、初対面であったり素性を詳しく知らなかったりする相手に対しては警戒して身構えるものです。しかし、事前に先方のことを調べて、そのことをまじえながら話を始めれば、相手が心を開く速度は確実に早まります。
相手をリスペクトする心のクセを身につける
相手をリスペクトしていれば、その人のことをもっと知りたいという気持ちが湧いてきて、詳細な情報を調べる行動につながります。
そして、調べた内容を話題にしていければ、相手との心の距離はドンドン縮まっていき、結果的によい仕事ができるのでしょう。
おっさんの選択
本書から学んだPRのノウハウのポイントは以下の3点です。
1) まずは2パーセントに伝えることを考えること。
2) 商品の存在意義を把握し、ターゲット設定を行うこと。
3) 相手をリスペクトする心のクセを身につけこと。
まずは、商品の存在意義を把握した上でターゲットを設定しましょう。
そして、そのターゲットの2パーセント(臨界点)に伝えるよう全力で取り組みます。
PRには、商品をリスペクトする心のクセが大切です。商品およびその周辺の情報を詳細に調べて発信していきましょう。
そうすれば、ブームがつくれるかもしれません。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。