【消耗戦から抜け出したい人向け】 老舗のあり方・やり方を学べます。
今回のオススメ本は、『あのお店はなぜ消耗戦を抜け出せたのか』です。
本書は、消耗戦から抜け出したい方へオススメです。
「消耗戦を抜け出しているお店」を、本書では「老舗」と呼んでいます。
「老舗」のあり方・やり方を学ぶことができます。
あなたのお店は「一発くん」or「老舗くん」
一発くんは、消耗戦を抜け出せないお店、老舗くんは、消耗戦を抜け出しているお店です。
一発くんと老舗くん、それぞれの価値観を以下に示します。
・一発くんは究極の自動販売機の道を、老舗くんは究極の対面販売の道を歩みます。
・一発くんは多く売れるものを、老舗くんはヨソでは買えない価値を売ります。
・一発くんはラクを、老舗くんはたのしさを売ります。
・一発くんにとってお客さんはターゲット、老舗くんには価値観を共有した仲間です。
・一発くんはSEO対策に、老舗くんはコンテンツ充実に忙しいくしてます。
・一発くんはフォロワー増やしに、老舗くんはネタづくりに忙しいしてます。
・一発くんは刺激的に煽ることに、老舗くんは後悔させないことに注力します。
・一発くんは2回以上、老舗くんは3回買ってくれたらリピー ターと考えます。
・一発くんは勝負を賭けて最安値、老舗くんはいつもランキング2位です。
・一発くんはコスト競争、老舗くんは手間がかかることをやります。
・一発くんは金と名誉のために、老舗くんは相手の笑顔のためにがんばります。
・一発くんは勝つための技を磨き、老舗くんは戦わなくて済む工夫をします。
・一発くんは効率のよい手法に絞り、老舗くんはいろいろ取り組んでネタにします。
あなたのお店は「一発くん」ですか?それとも「老舗くん」ですか?
著者について
あのお店はなぜ消耗戦を抜け出せたのか ネット時代の老舗に学ぶ「戦わないマーケティング」
- 作者: 仲山進也
- 出版社/メーカー: 宣伝会議
- 発売日: 2014/07/30
- メディア: 単行本
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著者は、ECコンサルタントの方です。
Eコマースのみならず、チームづくりや理念づくりまで幅広く活動されています。
「自走型人材」の成長を支援されています。
2008年からは、Eコマースの実践コミュニティを主宰しています。
老舗のあり方・やり方
本書には、老舗のあり方・やり方がまとめられています。
序章 がんばればがんばるほど激しい消耗戦に巻き込まれる会社
第1章 一発くんと老舗くん──消耗戦を抜け出すためにやってはいけない5つのこと
第2章 消耗戦を抜け出せたお店の実践事例12選
ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。
高いところてんなのに「安い!」と言われる理由
◆115ページ~116ページ◆
自社の商品が「何と比べられているのか」「何と比べてもらいたいのか」という視点は、意外と見落とされがちかもしれません。重要なのは、「何と比べてもらいたいか」は接客のしかた次第で変えられる、と知っておくことです。「買いたいモノが決まっているお客さん」を想定している自動販売機的なスタンスでは出てきにくい発想かもしれませんが、「究極の対面販売」のスタンスでは自然なことといえます。
「何と比べてもらいたいか」という視点をもつ
「何と比べてもらいたいか」を遠慮せずに発信してみましょう。
お客さんからヒントをいただけるかもしれません。
許可を求めるな、謝罪しろ
◆205ページ~207ページ◆
ネットの業界でよく引用される言葉に「許可を求めるな、謝罪せよ」というのがあります。これは、許可が出るまでの大幅な時間ロスや「許可されなかったからできなかった」という言い訳をするくらいなら、自分の責任でチャレンジする姿勢をよしとするものだと思います。もしそれで誰かに迷惑をかけたりすることがあれば、自分の責任として謝罪をすればよいではないか、と。
自分の責任として謝罪する
「許可を求めるな、謝罪しろ!」
この言葉の裏には、「自分の責任で最後までやり抜く」という強い意志と覚悟が伴っているように思います。
あり方がやり方を生み出す
◆216ページ~217ページ◆
あり方から考えると、自ずとやり方が見えてきます。あり方が違う人のやり方だけをマネしても、同様の結果は生まれません。私はこれまで、楽天の店長さんたちの横のつながりを増やすための活動をやり続けてきているのですが、結局は、あり方が似ている店長さん同士が仲良くなって、お互いに刺激し合える仲間になっていきます。その仲間での会話から、たくさんの「やり方」が生まれてきているのです。
あり方から考える
まず大切なのは「あり方」なのですネ。
おっさんは、「やり方」ばかりを気にしていました。
「あり方」を気にして、老舗くんを目指しましょう!
おっさんの選択
本書から学んだ老舗のあり方・やり方のポイントは以下の3点です。
1) 「何と比べてもらいたいか」という視点をもつこと。
2) 自分の責任として謝罪すること。
3) あり方から考えること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。