四十路の選択

タイトルは『鷹の選択』にならって『四十路の選択』としました。

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【売れるもマーケ 当たるもマーケ】マーケティング不変の法則が学べます。

 

今回の読書メモは『売れるもマーケ 当たるもマーケ』です。 

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本書を手にした理由はマーケティング不変の法則を学びたいと考えたからです。

本書には、著者らが長年の研究を経て発見したマーケティングの原則の基本的法則がまとめられています。 

売れるもマーケ 当たるもマーケ―マーケティング22の法則

売れるもマーケ 当たるもマーケ―マーケティング22の法則

 

 

目次

【第1章】一番手の法則

 一番手になることは、ベターであることに優る。

【第2章】カテゴリーの法則

 あるカテゴリーで一番手になれない場合には、一番手になれる新しいカテゴリーを

 作れ。

【第3章】心の法則

 市場に最初に参入するより、顧客の心の中に最初に入るほうがベターである。

【第4章】知覚の法則

 マーケティングとは商品の戦いではなく、知覚の戦いである。

【第5章】集中の法則

 マーケティングにおける最も強力なコンセプトは、見込客の心の中にただ一つの

 言葉を植えつけることである。

【第6章】独占の法則

 2つの会社が顧客の心の中に同じ言葉を植えつけることはできない。

【第7章】梯子の法則

 採用すべき戦略は、あなたが梯子のどの段にいるかによって決まる。

【第8章】二極分化の法則

 長期的に見れば、あらゆる市場は二頭の馬の競走になる。

【第9章】対立の法則

 ナンバーツーの座を狙っているときの戦略は、ナンバーワンの在り方によって

 決まる。

【第10章】分割の法則

 時の経過とともに、一つのカテゴリーは分割し、2つ以上のカテゴリーに分かれて

 いく。

【第11章】遠近関係の法則

 マーケティングの効果は、長い時間を経てから現われる。

【第12章】製品ライン拡張の法則

 ブランドの権威を拡げたいという抗しがたい圧力が存在する。

【第13章】犠牲の法則

 何かを得るためには、何かを犠牲にしなければならない。

【第14章】属性の法則

 あらゆる属性には、それとは正反対の、優れた属性があるものだ。

【第15章】正直の法則

 あなたが自分のネガティブな面を認めたら、顧客はあなたにポジティブな評価を

 与えてくれるだろう。

【第16章】一撃の法則

 各々の状況においては、ただ一つの動きが重大な結果を生むのである。

【第17章】予測不能の法則

 自分で競合相手のプランを作成したのでないかぎり、あなたが将来を予測する

 ことはできない。

【第18章】成功の法則

 成功はしばしば傲慢につながり、傲慢は失敗につながる。

【第19章】失敗の法則

 失敗は予期することもできるし、また受け入れることもできる。

【第20章】パブリシティの法則

 実態は、マスコミに現われる姿とは逆である場合が多い。

【第21章】成長促進の法則

 成功するマーケティング計画は、一時的流行現象(ファッド)の上に築かれるの

 ではない。トレンドの上に築かれるのだ。

【第22章】財源の法則

 しかるべき資金がなければ、せっかくのアイデアも宝の持ち腐れとなる。

 

ここからは、本書でフセンをつけた箇所をまとめておきます。

 

知覚の法則

◆38ページ~47ページ◆

多くの人がマーケティングとは商品の戦いであると考えている。長い目で見れば結局、最良の商品が勝利するのだと。マーケティングの担当者はもっぱらリサーチをし、「事実を把握すること」に没頭している。彼らは真理がわがほうにあることを確認するために状況を分析する。そして自分たちの商品こそベストであり、ベストの商品が最後には勝つとの満々たる自信を抱いて、市場での戦いに臨む。こうした考えは幻想である。客観的な現実というものは存在しないし、事実というものも存在しない。ベストの商品などありっこないのだ。マーケティングの世界に存在するのは、ただ、顧客や見込客の心の中にある知覚だけである。知覚こそ現実であり、その他のものはすべて幻である。 

  

「知覚の法則」を実践する

大切なのは商品ではなく、顧客の心の中にある知覚です。

ベストの商品など存在しないのです。

存在するのは、顧客の心の中にある知覚だけであり、そこで勝負することが大切なのです。

 

集中の法則

◆50ページ~61ページ◆

会社が見込客の心の中に一つの言葉を植えつける方法をみつけることができれば、信じがたいほどの成功を収めることが可能である。複雑な言葉である必要はない。独自な言葉である必要もない。辞書からすぐに引っ張りだせるような、簡単な言葉がベストである。これが「集中の法則」である。ただ一個の言葉、ないしはコンセプトに焦点をしぼり込むことによって、心の中にそれを“焼き付ける”のである。これこそ究極のマーケティングにおける供え物だ。

 

「集中の法則」を実践する

見込客の心の中に一つの言葉を植えつける方法をみつける。

これが「集中の法則」です。

これができれば、信じられないほどの成功を収めることができるのです。

 

対立の法則

◆90ページ~97ページ◆

強さの中には弱さが同居している。いかにナンバーワンが強力であろうとも、ナンバーツーを目指すものにとっては形成逆転のチャンスがあるものだ。ちょうどレスラーが相手の力を利用するように、企業もまた、ナンバーワン企業の強みを弱点へと転じるべきである。あなたが梯子の上から二段目にしっかりした足場を築きたいのであれば、まずあなたの上段にいる会社を研究しなさい。その会社の強みはどこか。どうすればその強みを弱みに転じることができるか。あなたがしなければならないことは、ナンバーワンのエッセンスを見つけ出し、顧客にそれと反対のものを提供することである。これが、しばしば見られる伝統企業対新興企業の図式である。

 

「対立の法則」を実践する

ナンバーワン企業の強みを弱点へと転じさせるのが「対立の法則」です。

そのためには、ナンバーワン企業の強みを見つけ出し、顧客には、その強みと反対のサービスを提供しればいいのです。

 

取り入れたい習慣

今後取り入れたい習慣は以下の3点です。

1) 「知覚の法則」を実践すること。

2) 「集中の法則」を実践すること。

3) 「対立の法則」を実践すること。

 

やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。

そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!

                       

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。

よろしくお願いいたします。