四十路の選択

タイトルは『鷹の選択』にならって『四十路の選択』としました。

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【一流の学び方】コンサルタントの学び方が学べます。

 

今回の読書メモは『一流の学び方』です。 

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本書を手にした理由は学びを稼げるレベルに高めるヒントを得たいと考えたからです。

「すばやくスキルや知識を身につけ」「それらを稼げるレベルにまで高めたい」と考えているビジネスパーソンにとって、コンサルタントの「学び方」は参考になります。

 

著者

著者はコンサルティング会社のアソシエイトパートナーの方です。

大学卒業後、大手アパレル企業を経て、1998年にコンサルタント会社へ入社されます。

新規事業戦略立案・展開支援、コンサルタント育成強化、プロフェッショナル人材制度設計、人材開発戦略・実行支援などのプロジェクトをリードし、企業変革戦略コンサルティングチームのリーダーを経て現職につかれています。

プロジェクトマネジメント研修、ドキュメンテーション研修、リーダー研究など社内外の研修講師をつとめ、「プロを育てるプロ」として知られています。

 

目次

【PROLOGUE】 「学び方」でビジネスパーソンの人生が決まる

【CHAPTER1】 こうすればあなたの「学び」は失敗しない

【CHAPTER2】 「学び」を「稼ぎ」に変える4つのステップ

【CHAPTER3】 最速で効率よくキャッチアップする

【CHAPTER4】 1日3冊のインプットを可能にする読書術

【CHAPTER5】 こうすればスキルや知識が「稼げる」レベルになる

【CHAPTER6】 学びの効率&効果を高めるラーニングハック

 

ここからは、本書でフセンをつけた箇所をまとめておきます。

 

キャリアプランから「何を学ぶか」を逆算する

◆53ページ~56ページ◆

キャリアプランの出発点は、社会的価値を考慮しつつ、自分は将来どんな人材になりたいのかという「定性的無期限目標」を立てることです。これは現時点で見定めるゴールです。10年後くらいの自分を思い描くといいでしょう。経営者になっていたい、こういう分野の第一人者になっていたい、といったことをハッキリさせるのです。それを確定させたところで、次はもう少し近い将来、3年後ぐらいを想定して「定性的中期目標」を立てます。10年後に定性的無期限目標を達成して、なりたい自分になるためには、3年後の自分がどうなっているのが望ましいか。そういうプロセスを詰めていくのです。その際、「〇〇の仕事で年収〇〇万円を得ている」「年間1冊のペースで本を上梓している」というように、できるだけ数値的な目標に落としこみましょう。そうしたほうが、3年後の目標が達成できたかどうかを確認しやすいのです。そこまでできれば、あとは簡単。3年後の目標に向けて、今年は何をすればよいのかという学習目標が自ずと浮かび上がってくるはずです。こうしてゴールからブレイクダウンして短期的アクションを抽出していくプランニングを行うと、キャリアマネジメントとラーニングマネジメントを直結させることが可能になります。

 

ゴールからブレイクダウンして短期的アクションを抽出する

ゴールからブレイクダウンして短期的アクション抽出するステップは以下の3ステップになります。

(1)「定性的無期限目標」を立てる

(2)「定性的中期目標」を立てる

(3)3年後の目標に向けて、今年は何をすればよいのかという学習目標を立てる

ゴールから「何を学ぶか」を考えて短期的アクションを抽出するようにします。

 

体系の理解=学んだことを「チャート」で図式化すること

◆197ページ~198ページ◆

チャートと聞くと、プレゼンテーションのビジュアル効果を高める資料、といった認識をされる方もいます。しかし、それは認識不足。チャートは「構成要素×関係性」の結晶です。つまり、何が重要で、それらが相互にどう関わっているのかを理解していないと、作れない代物なのです。チャートを作る作業は、その過程でいろいろな要素を取捨選択したり、関係を定義していく、重要にしてエキサイティングな学習です。「あれもある、これもある」と図を描いていくのではなく、「要するに何か」を突き詰めるために必要な作業であり、アダルトラーニングに欠かせないアウトプットなのです。

 

学んだことを「チャート」で図式化する

学んだことを「チャート」で図式化するステップは以下の3ステップになります。

(1)テーマを決める

(2)構成要素を抜き出す

(3)関係性を定義する

学んだことは「チャート」で図式化するようにします。

 

「チャート」と「本質」は何が違うのか?

◆224ページ~225ページ◆

一言で言うと「チャート」は「〇〇を説明して」と言われたときの答えに相当します。対して「本質」の一言は、「要はそれについてどう考えるのか?」という問いの答えです。たとえば「〇〇業界で成功するためには何が必要なのか?」という問いかけに答えるためには、自分が考える業界勢力図や歴史を説明できなければいけません。そこで威力を発揮するのが「チャート」です。「本質」はそのチャートを踏まえて、「だから、これが重要です」と端的に示すのに必要なのです。端的な一言とはいえ、「本質」には学習や経験から得た膨大なバックボーンがあります。優れたチャートは3分で体系を説明することができますが、優れた「本質」は一言で説明できて、なおかつ2時間でも語ることができるのです。

 

「チャート」から「本質」を導く

「本質」とは、「要はそれについてどう考えるのか?」という問いの答えです。

そして「本質」をセルフチェックする観点は以下の3点になります。

(1)記憶に残るか?

(2)「本質」をもとに、さまざまな事象を整理・分析したり、結論を導き出したりできるか?

(3)新しい何かを生み出したり、これまで手がつけられなかった複雑な課題や仕事を進める際の指針となるか?

「チャート」から導いた「本質」をセルフチェックしつつ、まとめるようにします。

 

取り入れたい習慣

今後取り入れたい習慣は以下の3点です。

1) ゴールからブレイクダウンして短期的アクションを抽出すること。

2)学んだことを「チャート」で図式化すること。

3)「チャート」から「本質」を導くこと。

 

やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。

そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!

                       

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。

よろしくお願いいたします。