【あなたという商品を高く売る方法】バリュープロポジションが学べます。
今回の読書メモは『あなたという商品を高く売る方法』です。
本書を手にした理由は自分自身の価値を高める方法を学びたいと考えたからです。
バリュープロポジションとは「相手が求めていて」「自分しか提供できない価値」のことです。
本書にはバリュープロポジションの「見つけ方」「作り方」がまとめられています。
著者
「あなた」という商品を高く売る方法―キャリア戦略をマーケティングから考える (NHK出版新書 524)
- 作者: 永井孝尚
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2017/08/08
- メディア: 新書
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著者はコンサルタントです。
大学卒業後、コンピュータ関連サービス企業に入社され、製品開発、セールス、戦略マーケティングなどを経験さます。
2000年にバリュープロモーションという概念に出会い、その後2006年よりバリュープロモーションの伝道師としても活躍されている方です。
2013年に独立されて現在は、経営変革において、現場リーダーが自ら動いていく組織作りのコンサルティングをされています。
目次
【第1章】「競争しない」ための戦略
【第2章】AIに仕事を奪われない方法
【第3章】「戦わずして勝つ」のが真の戦略
【第4章】「あなたの強み」を育てる
【第5章】リスクを下げて何度も挑戦する
【第6章】没頭すれば一流になれる
【第7章】あなたの物語が奇跡を生み出す
【第8章】失敗があなたの武器になる
【第9章】コンフォートゾーンから脱出せよ
【第10章】「自分のため」から「社会のため」
ここからは、本書でフセンをつけた箇所をまとめておきます。
相手にとって唯一の存在になる
◆56ページ~57ページ◆
このように「相手が求めていて、自分しか提供できない価値」のことを、「バリュープロポジション」という。(省略)
あなたの商品価値を高めるためには、「あなた」のバリュープロポジションをつくることが必要だ。ポイントがある。いくら自分で「これはいい」と思っても、それだけではダメ。相手がほしいものでなければ話にならない。しかし相手がほしいものでも、他に選択肢があればダメ。他に選択肢がない唯一の存在になって、初めて戦わずして勝てるのだ。
バリュープロポジションを理解する
バリュープロポジションとは「相手が求めていて」「自分しか提供できない価値」です。
まずは、「相手が求めているコト」かつ「自分が提供できるコト」をみつけ、それに磨きをかけることで、真のバリュープロポジションが出来上がります。
バリュープロポジションのつくり方
◆58ページ~60ページ◆
このように、まず「自分の強み」を徹底的に考える。なければ強みをつくることだ。次に、自分の強みを必要としている人、つまり「ターゲット」が誰かを考える。そしてターゲットが、なぜあなたの強みを必要としているのか、つまり「ニーズ」がどこにあるのかを考える。最後に、相手が必要とすることに、いかに応えるか、つまり具体的な「自分の仕事」をどうするかを考える。この4つがお互いに密接につながり、全体として首尾一貫していることが大切だ。
バリュープロポジションを考える
以下の4ステップで自分のバリュープロポジションを考えます。
(1)「自分の強み」を徹底的に考える。
(2)「自分の強み」を必要としている人は誰かを考える。
(3)なぜ「自分の強み」を必要としているかを考える。
(4)「自分のバリュープロポジション」をどうするかを考える。
その「あなたの強み」は本物か?
◆81ページ~84ページ◆
あなたが「その仕事が好き」で「その強みを必要な人がいる」ものが「強みの種」だ。それを育てて、「誰も提供できない」状態に進化させる。こうなればしめたものだ。さらに「真似するのが難しい」状態になれば、それが本当の強みになる。最初は誰かがやっていてもいい。あなたの強みの種は、必ず進化するからだ。そしてまずは職場で一番を目指してみる。続いて部内で一番、社内で一番、さらに業界で一番を目指していく。ちょうど町内大会、市大会、県大会、全国大会、世界大会と進むような感じだ。
バリュープロポジションを進化させる
自分のバリュープロポジションを「誰も提供できない」状態に進化させます。
そのために、「職場で一番」「部内で一番」「社内で一番」「業界で一番」とステップアップしていきます。
その結果、自分のバリュープロポジションは「真似するのが難しい」状態にできます。
取り入れたい習慣
今後取り入れたい習慣は以下の3点です。
1) バリュープロポジションを理解する理解すること。
2) バリュープロポジションを考えること。
3) バリュープロポジションを進化させること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。