【近代企業の歴史に興味がある人向け】明治時代の企業家の言葉に触れられます。
今回のオススメ本は、『日本経済の礎を創った男たちの言葉』です。
本書は、近代企業の歴史に興味があるあなたへオススメです。
本書には、近代企業の草創期、明治時代の企業家たちの発言や語録が紹介されています。
明治時代の企業家たちが、「どのように考え」「どう行動した」のかを学ぶことができます。
著者について
著者は、歴史分野の執筆ならびに講演、研修活動を行っている方です。
明治時代の企業家たちの言葉
本書には、明治時代の企業家たちの言葉がまとめられています。
渋沢栄一(明治財界の大御所)
五代友厚(大阪財界の指導者)
岩崎弥之助(三菱の二代目当主)
荘田平五郎(三菱の大幹部)
安田善次郎(日本の金融王)
大倉喜八郎(大倉組商事)
森村市左衛門(森村組・ノリタケチャイナ)
ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。
1.忍耐=仕事はコツコツ一生懸命にする。2.親切=商品はお客が使いやすいように工夫してつくる。3.謙虚=うぬぼれないで人と協力する
◆58ページ~59ページ◆
勤勉=一生の運命を定めるほど重要なものである。学校でも、勉強しない生徒は落第する。勤勉の足りない者は、生存競争に落第する。勤勉に働くと、どんな仕事でも熟達し、そうなるとまた、神妙な力がでるようになる。
勤勉になる
よく勉強し、結果を出し、さらに勉強するよう、よい循環を回しています。
そして、いつか神妙な力を発揮できるようにしたいですネ。
独立自営の要素は、決心・勤勉・根気・節倹・健康・信用である
◆70ページ~71ページ◆
人間は働きさえすれば、生活の出来ないことはない。一生懸命になって精励勤勉さえすれば、立派に独立が出来る。自画自賛に類するが、私は確かに3人前は働いていると信じている。貴重な時間をむなしく睡眠に費やしてしまうのは悔しいので、私は夜どんなに遅く寝ても、朝は必ず5時頃には起きる。そして午前8時ぐらいまでには、電話の10本はかけて用務を弁じたり、客に接したり、手紙を書いたりする。
2人前働く
まずは、2人前を目指して働きます。
そして朝の時間を有効に使って、スタートダッシュが切れるようにします。
何事をするにも、自分は知恵のない者をと思って、他人の知恵を盗んでくる。そしてだんだん他人の知恵を集める。さながら蜜蜂が蜜を寄せるようなものだ
◆144ページ~145ページ◆
何事をするにも、自分は知恵のない者と思って、他人の知恵を盗んでくる。盗むというと可笑しいが、他人に「自分はこういうことをやるがどうだ」というと、他人は必ず「おれはこう考える」ぐらいなことは言う。そうして段々他人の知識を集める。私一人の考えでやったことは今まで一度もない。嫣然蜜蜂が蜜を寄せるようなものである。それで決する時は他人が何と言おうと構わずに、どんどん決してしまう。
他人の知識を集める
一人でできることなど、たかがしれています。
やはり仕事はチームでやるものなのです。
そのためにも、まずは自分から情報を発信し、他人の知識を集めるようにします。
おっさんの選択
本書から学んだ明治時代の企業家たちの言葉のポイントは以下の3点です。
1) 勤勉になること。
2) 2人前働くこと。
3) 他人の知識を集めること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。