【経営者を目指している人向け】 経営戦略のイロハが学べます。
今回のオススメ本は、『戦略プロフェッショナル』です。
本書は、経営者を目指している方へオススメです。
経営者向けの戦略トレーニング・セミナーの教材として作られたものがベースになっており、経営戦略のイロハが学べます。
戦略検討のプロセスをドラマ仕立てで楽しみながら学べます。
著者について
戦略プロフェッショナル―シェア逆転の企業変革ドラマ (日経ビジネス人文庫)
- 作者: 三枝匡
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2002/09
- メディア: 文庫
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著者は経営者の方です。
30代から経営の実践に転じ、赤字会社再建やベンチャー投資など3社の代表取締役を歴任され、2002年より大手企業の社長として活躍されています。
経営戦略のイロハ
本書には、経営戦略のイロハがまとめられています。
プロローグ 日本企業の泣きどころ
1 飛び立つ決意
2 パラシュート降下
3 決断と行動の時
4 飛躍への妙案
5 本陣を直撃せよ
6 戦いに勝つ
エピローグ 30代のチャレンジ
ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。
失敗にはパターンがある
◆100ページ~103ページ◆
彼らに、新しく投資をする時の判断の決め手は何かと尋ねれば、平均的に返ってくる答えは、だいたい次のようなものである。
(1)まず第一に、その会社の経営陣。社長は人材として一流か。異なった分野の人々がうまく組み合わさっているか。彼らの過去の実績は。
(2)やろうとしている事業が成長分野かどうか(市場の伸びがない分野で新企業が成功するのは至難)。
(3)その市場の中でユニークさがあるか(競合に勝てるのか)。
社長の質が最初にとりあげられているところがポイントである。
経営は社長次第である
やはり企業は社長次第ということです。
問題の根源は何か
◆187ページ~189ページ◆
企業の経営改善には「戦略」が必要だ。そして、それを実行に移すための具体的「プログラム」が必要だ。社内の誰もが理解できる「単純な目標」と、その実現を支援してやるための一連の「プログラム」を打ち出すことによって、「目標と現実のギャップ」に橋がかかる。そうした手法を根気よく繰り返していかない限り、長丁場の経営改善は進まない。 それを支えるためには、組織のなかに「戦略意識」が醸成され、社員が共通の「戦略言葉」を喋るようにならなくてはいけない。
「戦略言葉」を喋る
戦略意識を醸成するためには、プログラムのPDCAのサイクルを回し続けることが必要です。そしていつの間にか「戦略言葉」が現場のあっち、こっちで交わされるようになるのでしょう。
セグメンテーションの「はずだ」連鎖
◆267ページ~270ページ◆
ノースウエスタン大学のマーケティングの泰斗、フィリップ・コトラーは「マーケティング・マネジメント」の中で、セグメンテーションが効果的であるための条件として次の3つをあげている。
(1)測定可能である
そのセグメントの内容や大きさを測るための情報を得られること
(2)到達可能である
そのセグメントに効果的に到達し得る営業手段を持ち得ること
(3)十分な規模
そのセグメントをねらって何かやる価値あるぐらいに市場規模が
あること
理屈から考えてどんなに面白いセグメンテーション要素を考えついたとしても、それに合わせて顧客を客観的に分類できるデータがなければ、実際にはセグメンテーションの作業を進めることはできない。
効果的にセグメンテーションする
セグメンテーションする際、「測定可能であるか?」「到達可能であるか?」「十分な規模があるか?」と問いかけるようにしましょう。
おっさんの選択
本書から学んだ経営戦略のイロハのポイントは以下の3点です。
1) 経営は社長次第であること。
2) 「戦略言葉」を喋ること。
3) 効果的にセグメンテーションすること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。