【競争したくない人向け】 「違い」を生み出し続ける方法を学べます。
今回のオススメ本は、『あの会社はなぜ「違い」を生み出し続けられるのか』です。
本書は、競争したくない方へオススメです。
共創価値のつくり方について、いろいろなパターンの事例をもとに学べます。
マーケティングの視点だけでなく、チームづくりの視点についても説明されています。
本書を手にすれば、お客様に選ばれる「違い」を生み出し続ける方法を学べます。
競争者と共創者
競争者はリソースを消耗し合う、共創者はリソースを掛け合わせる
競争者は孤独に闘う、共創者は異能と遊ぶ
競争者は生き残りをかける、共創者は志を掲げ、誰かと一緒に面白いことをやる
あなたは「競争者」or「共創者」?
おっさんは、今は「競争者」ですが、これからは「共創者」を目指します。
著者について
著者は、ECコンサルタントの方です。
Eコマースのみならず、チームづくりや理念づくりまで幅広く活動されています。
「自走型人材」の成長を支援されています。
2008年からは、Eコマースの実践コミュニティを主宰しています。
共創価値のつくり方
本書には、共創価値のつくり方がまとめられています。
序章 孤独な競争を強いられる会社
第1章 競争体質から共創体質へ
第2章 共創価値で「違い」を生み出す会社の実践事例
第3章 共創チームのつくり方
第4章 共創のベイビーステップ―お客さんと遊ぶ
ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。
商品そのものに「選ばれる価値」はあるか
◆37ページ~41ページ◆
自分が提供している価値「選ばれた理由」を見直すときのステップをまとめると、こうなります。
(1)「商品そのものに価値はない」という前提からスタートする
(2)売り手視座からではなく「お客さん視座からみたときの、お店を選ぶ決め手になった違い」にフォーカスする
(3)その違いのうち、「自分たちがつき合いたいお客さん」が採用している選択基準を洗い出す
(4)そのお客さんからみて重要な「違い」が伝わりやすく表現されているか、という視点で価値創造・価値伝達のデザインをする
お客さん視座で考える
コレ、一番大切ですネ。
大切だと知っているのですが、知らず知らずに「売り手視座」になってしまいます。
まだまだ、心で理解できていないですネ。
共創とは、「お客さんと一緒に商品開発をすること」だけではない
◆41ページ~60ページ◆
共創の4Pとは、
・Player(遊ぶ人)
・Partner(チームメイト)
・Project(面白いこと)
・Philosophy(哲学・理念・ビジョン)
です。従来の「競争」をベースにした考え方に比べると、次のようなシフトがあることを意味しています。
・忙しい人(Business Person)から【遊ぶ人(Player)】 へ
・競合・顧客(Competitor,Customer)から【チームメイト(Partner)】へ
・計画(Plan)から【面白いこと(Project)】へ
・管理統制(Management control)から【哲学・理念・ビジョン(Philosophy)】へ
共創の4Pへシフトする
【哲学・理念・ビジョン】を掲げ、お客様を巻き込みつつ、【チームメイト】として、いっしょに【面白いこと】を楽しみながら、【遊ぶ人】を目指します。
「チームの成功法則」とは
◆176ページ~191ページ◆
グループがチームに成長するときの、たった一つの法則があります。
「グループ」が「嵐(ストーミング)の谷」を超えて「チーム」に変身する
これだけです。この法則を理解すると、第2章の事例に出てきたような「共創チーム」をつくるために何をしたらよいのかが見えてくるようになります。ここからは、「チームの成長法則」の理解を深めるために、3つのステージに分けて考えていきます。
(1)フォーミング(形成期)
(2)ストーミング(混乱期)
(3)ノーミング(規範期)
の3ステージです。グループが結成されて旅立ち、試練を乗り越えチームになって、ビジョンの実現を達成する、というストーリーです。
嵐の谷を超えることにチャレンジする
嵐の谷を越えると、そこには共創チームが待っています。
嵐の谷を避けるのではなく、超えられるようチャレンジします。
ちなみに、3つのステージはそれぞれ、以下の通りです。
・フォーミングとは、メンバーが集まったばかりのステージ
・ストーミングとは、嵐が起こって混乱するステージ
・ノーミングとは、自律的に動くようになるステージ
おっさんの選択
本書から学んだ共創価値のつくり方のポイントは以下の3点です。
1) お客さん視座で考えること。
2) 共創の4Pへシフトすること。
3) 嵐の谷を超えることにチャレンジすること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。