【問題解決力を大きく伸ばしたい人向け】 問題解決の「型」と「道具」について学べます。
今回のオススメ本は、『問題解決の全体観 上巻』です。
本書は、問題解決力を大きく伸ばしたい方へオススメです。
問題解決の「型」である【空・雨・傘】と【解読・創案・評価・選択】について学びます
問題解決に適した思考の「道具」である「論理ツール」「仮説思考」について学びます。
問題解決カルテットとは
問題解決カルテット(四重奏)とは以下の4つになります。
・問題解決ルーティーン(PSR):問題解決の「型(手順あるいはプロセス)」
・問題解決ツール(PST):問題解決に適した思考の「道具」
・問題解決モード(PSM):問題解決に適した「思考様式」
・問題解決ワーク・マネジメント(PSWM):問題解決に適した「試合運び」
そして、本シリーズでは、この問題解決カルテットについて上巻および下巻を通して解説されています。
問題解決力を大きく伸ばそうとするならば、「明日からでも問題解決カルテットのすべてを使うようにせよ!」と著者はいいます。
著者について
問題解決の全体観 上巻 ハード思考編 (知的戦闘力を高める全体観志向)
- 作者: 中川邦夫,コンテンツ・ファクトリー,中川学
- 出版社/メーカー: コンテンツ・ファクトリー
- 発売日: 2008/08/27
- メディア: 単行本
- 購入: 11人 クリック: 43回
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著者は、製紙会社を経て、コンサルティング会社へ入社します。
その後、1998年に独立されます。
事業戦略、組織設計、営業力強化、業務改革、人材育成など幅広い分野でコンサルティング、および経営者、幹部候補生研修などを手がけられています。
問題解決の「型」と「道具」
本書には、問題解決の「型」と「道具」がまとめられています。
PartI: 問題解決ルーティーン
PartII: 問題解決ツール
ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。
【解読・創案・評価・選択】とは?
◆81ページ◆
【解読】
あなたの経験・直観・論理的思考などを組み合わせながら、あなたが直面している問題の本当の姿を掴むことである。これには表面的な把握のみならず、問題の裏に潜む本質の理解などが含まれる。
【創案】
あなたが解読した問題に対し、それを解決するための方策すなわち解決案オプション(選択肢)をいくつか創り出すことである。
【評価】
あなたが創出した複数の解決案オプションに対して、優劣をすけることである。
【選択】
あなたが評価した解決案オプションの中から、最もベターなものを選び出すことである。
【解読・創案・評価・選択】で考える
【空・雨・傘】は、何度か聴いたことがありますし、今までそれなりに意識してきました。
これからは、【解読・創案・評価・選択】を意識し、使用するようにします。
採点の客観性・具体性を高める
◆121ページ◆
そこでお奨めするのは正負記号(++、+、0、-、--など)の使用である。これには基準点の設定(=0)が前提となるが、基準点さえ定めてしまえば、各オプションが基準点より優れているのか劣っているのか簡単に見分けられるという大きなメリットがある。これは基準点設定の項で示した図をもう一度ご覧になれば明らかであろう。この正負記号を使ってみると大変使い勝手が良いので、これを機会に使うよう心掛けられるとよいだろう。
正負記号で評価する
おっさんは、今まで、主観で「〇」「△」「×」を使用して評価していました。
これからは、正負記号を使用して評価するようにします。
【創案】に潜む「落とし穴」
◆148ページ~150ページ◆
問題認識を、そのままひっくり返して解決案にしてしまうものである。例えば「当社の営業マンは競合企業に比べて50人少ない」という問題に対して、「営業マンを50人増やそう」といった解決案をつくってしまうようなものである。こうした解決案は、問題認識をコインの表とすると解決案が裏に当たるので、「コインの裏返し」と呼ばれる。これも解決案の一つではあるが、解決案としては最もレベルの低いものの一つである。なぜなら、コインの裏返しで難しい問題が解決することはほとんどないからだ。そして、こうしたコインの裏返しを行うと、多くの場合、知的レベルを疑われたり、嘲笑か罵倒を受ける。常日頃から「裏返しは答えではない」とさえアタマに刻み込んでおけば、この落とし穴にははまらなくなるようである。
「裏返しは答えではない」とアタマに刻み込む
解決策を考える時、コインの裏返しで考えていることがあります。
解読が十分でないとも言えますが、「〇〇がない」という問題に対して、「〇〇を作る」といった対策をよく考えていました。
これでは知的レベルを疑われてしまいますネ。
まずは、「裏返しは答えではない」とアタマに刻み込みます。
おっさんの選択
本書から学んだ問題解決の「型」と「道具」のポイントは以下の3点です。
1) 【解読・創案・評価・選択】で考えること。
2) 正負記号で評価すること。
3) 「裏返しは答えではない」とアタマに刻み込むこと。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。