【これから広告の仕事に就く人向け】 広告の本質が学べます。
今回のオススメ本は、『広告でいちばん大切なこと』です。
本書は、これから広告の仕事に就く方へオススメです。
本書には、広告人として一生をまっとうした著者が、長年の努力によって発見した原則がまとめられています。
著者の成功の記録であると共に、これから広告の仕事に就く人へのエールでもあります。
本書は三大広告人の一人が絶賛した名著
20世紀の三大広告人をご存じですか?
それは、「デビッド・オグルビー」「レスター・ワンダーマン」「セルジオ・ジーマン」の3人です。
そして本書は、三大広告人の一人、「デビッド・オグルビー」が最大の賛辞を送ったという名著です。
著者について
- 作者: クロード・ホプキンス,臼井茂之,小片啓輔,伊東奈美子
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2006/11/02
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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著者は、19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍した米国の著名なコピーライターの方です。
「クーポン」「サンプル配布」など、現在は誰もが知っている広告手法を最初に編み出した方です。
広告の本質
本書には、著者が体得した広告への反応を把握し、効果を追求するビジネス感覚、それらの経験を通じて得た消費者行動の心理に関する深い理解などがまとめられています。
第1章子ども時代
第2章広告と販売のレッスン
第3章ビジネスの世界へ
第4章広告との出会い
第5章広い世界へ
第6章広告はセールスマン
第7章医薬品広告
第8章リコゾンの広告
第9章広告代理店時代
第10章自動車の広告
第11章タイヤの広告
第12章初期のパームオリーブ
第13章パフシリアルとクエーカーオーツ
第14章ペプソデント
第15章通販広告
第16章成功の理由
第17章科学的広告法
第18章大きな失敗
第19章個人的なこと
ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。
広告はセールスマン
◆72ページ~82ページ◆
どの広告を作成する時もわたしはこの原則を適用した。わたしは決して人々に購入を迫らない。通常はその商品が販売店で売られていることすら書かない。価格を記載することもまれだ。わたしは常にサービスを提供する。それはサンプル提供かもしれないし、現品の無料進呈かもしれない。これは利他的な行動に見えるだろう。しかし、このような広告は利己的な消費者の注目を引きつけ、行動を促す。これは利己的な主張ではできないことだ。
広告では購入を迫らない
今までの認識が180°変わりました。
広告では、商品の特長、価格を紹介し、さらに今購入していただいた方だけに特別な特典があることなどを紹介し、とにかく購入を迫るのが広告だと思っていました。
認識を改めます。
成功の理由
◆181ページ~189ページ◆
キャンペーンの戦略や内容を考える時、わたしは常にひとりの庶民を思い浮かべる。マネージャーや重役会に相談することはない。彼らの視点はまず間違いなくゆがんでいるからだ。その代わり、わたしは周囲にいる典型的なアメリカ人たちに尋ねる。彼らこそ、われわれの顧客だ。われわれが重視するのは彼らの反応であり、それは例外ではない。
ひとりの庶民を思い浮かべて考える
営業を考える時にも、ひとりのお客様を思い浮かべ、アプローチ方法や想定問答などを考えるようにします。
科学的広告法
◆190ページ~203ページ◆
わたしが経験から学んだ原則のひとつに、広告は商品の特長を語りつくすべきだというものがある。人々が複数の広告を関連づけて読むことはない。今日、広告に目をとめた人が次に同じ商品の広告に目をとめるのは何カ月も先のことかもしれない。読み手の関心を引くことができたら、その時にすべての主張を伝えよう。広告キャンペーンには読み手の関心を引く情報を使う。そうでない情報は排除する。関心を引くか引かないかは広告の見出しを変えることでわかる。ある見出しは多くの人の関心を引くが、ある見出しは人びとの関心をほとんど、あるいはまったく引かない。このような情報をもとに、それぞれの主張が持つ訴求力を分析する。ものを買う理由は人それぞれだ。効果があるとわかった主張はすべての広告に盛り込もう。そうしなければ、広告に目をとめた消費者に説得力のある主張をもれなく伝えることはできない。
主張が持つ訴求力を分析する
読み手の関心は、広告の見出しに左右されます。
そこで広告の見出しを変えることで、その主張が持つ訴求力を分析します。
これは、テストマーケティングですネ。
おっさんの選択
本書から学んだ広告の本質のポイントは以下の3点です。
1) 広告では購入を迫らないこと。
2) ひとりの庶民を思い浮かべて考えること。
3)主張が持つ訴求力を分析すること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。