【国語力を鍛えたい人向け】国語力のトレーニング方法が学べます。
今回のオススメ本は、『ビジネスマンのための国語力トレーニング』です。
本書は、国語力を鍛えたい方へオススメです。
本書には、国語力を鍛えるための12のトレーニングが紹介されています。
国語力とは?
おっさんは、「読む力、書く力、話す力」だと思いました。
著者は国語力とは、「“一文を作るルール”と“文と文をつなぐルール”を理解して正しく使う力」と定義しています。
この国語力をどのように鍛えればいいのか?本書には、そのトレーニング方法がまとめられています。
著者について
著者は、現代文のカリスマ予備校講師です。
小学生から社会人まで幅広く、国語と論理力を身につける学び方を教える第一人者の方です。
国語力トレーニング
本書には、問題練習を通して国語のルールについてトレーニングできるようにまとめられています。
(1)話すように書かない
(2)文の骨格は主語と述語
(3)「言葉のつながり」が文になる
(4)副詞と形容詞が個性を伝える
(5)順接と逆説で読み手の意識を操る
(6)論理を導く接続詞
(7)関係と距離を示す指示語
(8)品詞を正確に使う
(9)文章力に差をつける助動詞と助詞
(10)論理的な文章にする
(11)3つの論理の使い方
(12)国語のテスト
ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。
「因果関係」と「理由付け」
◆90ページ~94ページ◆
つまり、論理的な文章では理由を上げることは不可欠です。その理由の使い方によって、文章をつなげるために用いる接続詞も、因果関係を表す接続語と理由付けを表す接続語とに分けられます。もう一度「私は一生懸命働いた」の例を挙げましょう。「私は一生懸命働いた。だから、私は成功した」このとき、「私は成功した」の理由が、「一生懸命働いた」からだとも言えます。このように前に原因・理由がくるので、「だから」「したがって」を「因果」の接続語とも呼ぶことがあります。それに対して、「私は成功した。なぜなら、一生懸命働いたからだ」と、理由が後にくる「なぜなら」「というには」を、「理由」の接続語と呼びます。このように自分が主張するときは必ず理由を頭に置き、因果関係で論を展開するのか、後から理由を付記するのかを考えなければなりません。
「因果関係」or「理由付け」を考える
「だから」「したがって」などの「因果」の接続語を使うのか、それとも、「なぜなら」「というには」を、「理由」の接続語を使うのかを考えて、論理的な文章を組み立てます。
具体から抽象へ、抽象から具体へ
◆94ページ~96ページ◆
国語では、具体→抽象という流れが、「つまり」「要するに」などで、前の文章の具体的内容をまとめ、一般化するときに使います。逆に、抽象→具体という流れが、「たとえば」などの例示で、抽象的な命題に対して、具体的な事例を証拠として挙げるときに使います。論理とは、言葉をこうした日本語の規則に従って使うことです。「因果関係」「逆接関係」と並んで、この「イコールの関係」はさまざまなビジネスシーンでも大いに利用できるものです。
「一般化」or「具体化」を考える
「つまり」「要するに」などで、前の文章の具体的内容をまとめて一般化するのか、それとも「たとえば」などの例示で、抽象的内容に対して具体化するのかを考えて、文章を組み立てます。
説得力を増す「対立関係」
◆179ページ~182ページ◆
自分の主張を繰り返すだけでは、単眼的なもののとらえ方しかできない人間だと見なされることになります。必ず対立するものを意識し、それと比較することによって、自己の主張をより鮮明にしなければならないのです。そのとき必要な論理が、対比を中心とした対立関係です。このように文章を書くには、絶えず自分の主張の裏付けとなる具体例と、比較の対象となる対立するものを脳裏に置き、他者を意識しながら論理的に書かなければなりません。社会人にとっては、文学的文章は必要とされませんが、こうした論理的な文章が書けるかどうかが大切な能力の一つとして重要視されます。
「対立関係」を考える
おっさんは、コレができていません。なので、単眼的なもののとらえ方しかできない人間だと見なされています。
これからは、自分の考えと対立する考えを示し、それぞれの考えの裏付けとなる具体例を挙げながら、比較するようにします。
おっさんの選択
本書から学んだ国語力トレーニングのポイントは以下の3点です。
1) 「因果関係」or「理由付け」を考えること。
2) 「一般化」or「具体化」を考えること。
3) 「対立関係」を考えること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。よろしくお願いいたします。