【対立を解決したい人向け】真に対立を解決する思考法が学べます。
今回のオススメ本は、『第3の案』です。
本書は、対立を解決したい方へオススメです。
人や組織の対立を解決するために、「二者択一」のマインドセットを超え、どちら側の案をも上回る新たな「第3の案」を考える方法がまとめられています。
二者択一で解決しようとしていませんか?
おっさんは、対立を「二者択一」で解決しようとしていました。
「勝った」「負けた」と一喜一憂しているようでは、真に対立を解決したとは言えませんネ。
「二者択一」を超越し、真に対立を解決する案が「第3の案」です。
いっしょに「第3の案」を思考するステップを確認してみましょう。
著者について
- 作者: スティーブン・R.コヴィー,ブレック・イングランド,フランクリン・コヴィー・ジャパン
- 出版社/メーカー: キングベアー出版
- 発売日: 2012/02/25
- メディア: ハードカバー
- 購入: 4人 クリック: 23回
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著者は、世界各国の政府や企業のリーダーに対して、広くコンサルタントとして活躍された方です。本書を始めとする著作はミリオンベストセラーを記録し、世界に大きな反響を巻き起こした方です。
英国のエコノミスト誌によれば、世界で最も影響力のあるビジネス思想家とされています。
本書は著者のライフワークの集大成といわれています。
第3の案の思考法
本書には、「第3の案」に到達するための「パラダイム」「スキル」そして「事例」が紹介されています。
第1章 転換点
第3章 現場での第3の案
第4章 家庭での第3の案
第5章 学校での第3の案
第6章 第3の案と法律
第7章 社会における第3の案
第8章 世界における第3の案
第9章 第3の案の人生
第10章 インサイドアウト―内から外へ
「第3の案」を探す思考のステップは以下になります。
1)私は自分自身を見る―自分の「側」とは無関係に自分を見る。
2)私はあなたを見る―あなたの「側」の一員ではなく、ひとりの人間としてあなたを見る。
3)あなたの考えは私とは異なるから、私はあなたの考えを求める。
4)私はあなたとシナジーを起こす。二人で協力し、お互いに考えたことのない素晴らしい未来を創造する。
ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。
パラダイム3:私はあなたの考えを求める
◆59ページ~62ページ◆
あなたのやり方を認めようとしない人に対して最も効果のある対応は、「私のやり方に反対ですか?ではあなたの意見を聴かせてほしい!」と言い、そのとおりに耳を傾けることである。有能なリーダーは、対立を否定もしなければ、抑え込もうともしない。前進する絶好のチャンスととらえる。対立を生む問題を明るみにし、それに本気で取り組まない限り、成長も、意見も、革新もなく、むろん平和もないことを彼らは知っている。
対立を生む問題を明るみにし、問題の解決に取り組む
おっさんの場合、対立を抑えこもうと必死でした。
というより、自分を守るために必死だったのかもしれません。
これからは、対立をチャンスと捉え、反対意見に耳を傾けるよう改めます。
プロトタイピングとカウンタータイピング
◆179ページ~184ページ◆
カウンタータイプとは、一般的な考え方をひっくり返すモデルである。カウンタータイプは最も創造的な解決策になることが多い。思い込んでいる物事を逆さまにして考えてみると、問題を解決するまったく新しい方法が見えてくるからだ。カウンタータイプの目的は、チームのメンバーがその問題に抱いているイメージを引き出し、疑問視し、理解することである。
カウンタータイプを考えてみる
常識に捉われないために、これからは、意識的に「カウンタータイプ」を使って考えるようにします。
「プロトタイピング」とは、アイデアを試すためにつくるモデルを指します。
簡単なスケッチをホワイトボードに描く場合もあるし、製品見本の場合もあるそうです。
おっさんの場合は、メモに図を描きながら考えることが多いです。
「プロトタイピング」は、知らず知らずのうちに、やっているかもしれません。
クレッシェンドの人生を生きる
◆531ページ~536ページ◆
クレッシェンドの人生を生きよう!あなたの最も重要な仕事は常にまだ先にある」これは私の個人的なモットーである。私がこれまで人々に伝えてきた多くの考え方のなかで、これほど心に火をつけ、鼓舞する言葉は他にない。私はこの考え方を大勢の専門職者の前で話したことがある。講演のあと、一人の判事が目を輝かせて私のところにやってきた。まもなく世間一般の引退年齢になるので、引退するつもりだったという。「しかしクレッシェンドの人生の話を聞いて、自分がまだ仕事に強い情熱を持っていることに気づきました。住んでいる町で問題の解決に貢献したいと思います。引退は無期延長します。
クレッシェンドの人生を生きる
小学校の音楽で、「クレッシェンド=だんだん強く」と習ったような気がします。
「クレッシェンドの人生」って、なんかステキです。
今までの経験が、ドンドン積み上がっていき、人生の最後は、皆が拍手で送り出してくれる、そんなプラスのイメージを持ちます。
おっさんもこれからは「クレッシェンドの人生」を生きていきます。
おっさんの選択
本書から学んだ「第3の案」の思考法のポイントは以下の3点です。
1) 対立を生む問題を明るみにし、問題の解決に取り組むこと。
2) カウンタータイプを考えてみること。
3) クレッシェンドの人生を生きること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。よろしくお願いいたします。