四十路の選択

タイトルは『鷹の選択』にならって『四十路の選択』としました。

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【英語学習の初心者向け】英語の理解は、まずイメージで捉えることが大切

 

今回のオススメ本は、『日本人のための英語学習法』です。

 

本書は、なかなか英語が理解できない方へオススメです。

 

日本語と英語の違いを丁寧に解説してくれています。

「へぇ~、そうなんだ!」と何度も納得させられました。

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英語の理解は、まずイメージで捉えることが大切

おっさんは、「英語は、とにかく丸覚えするモノ」と思っていました。しかし、本書を読んで見方が少し変わりました。

 

英語と日本語では根本的な考え方が違うのですネ。英語の考え方のイメージを捉え直すことで、英語がすんなり理解しやすくなる気がします。

 

本書を読んで、日本語とは異なる英語の不思議な世界像のイメージを捉え直して、英語習得への学習意欲を、いっしょに高めていきましょう。

 

著者について 

日本人のための英語学習法 (講談社学術文庫)

日本人のための英語学習法 (講談社学術文庫)

 

 著者は、高校の英語教員です。

 

本書で著者は以下のように言ってます。

語学においては、特にその初期の段階で単語や文法を「詰め込む」時期がかなり長く必要です。そうした退屈な作業に対する耐性が語学への向き不向きであるとさえ言ってよいのではないかと思うほどです。

 

英語の勉強には、耐性が必要だったのですネ。

根気よく勉強を続けていくよう取り組みます。 

 

へぇ~、英語と日本語はこんなに違うのか

本書には、英語と日本語の違いが以下の章立てでまとめられています。

 第1章 英語と日本語は相性が悪い

 第2章 名詞・代名詞がわからない

 第3章 動詞がわからない

 第4章 前置詞がわからない

 

ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。

 

アルかナイかの世界

◆53ページ~57ページ◆

日本語は全てを「コト」として捉えますが、英語は「モノ」として捉えます。それが「事」であれば、「ないコトもある」んですが、「物」だと「ないモノはない」。日本語なら、「食べなかったというコト」も「ある」わけですけれども、英語は、その問いの形にかかわらず、食べたのならyes、食べなかったのならnoです。ということは、つまり、yes、noは、肯定/否定を表すのではなく、アル/ナシを表しているだけだということになります。はい/いいえは、相手の言ったこと、その指示内容が正しいか正しくないかを表しますが、yes、noは、アルかナイか、有か無かを指示しているのです。

 

英語はアル/ナシを表しているだけ

英語は「モノ」として捉える。

 

なるほど、このように理解すればよかったのですネ。このように理解していれば、yes、noの回答を間違えることは少なくなりそうです。

 

英語の世界像

◆59ページ~62ページ◆

英語の世界では、まず自己が発見され、その周りには何があるのか、そのまた外側はどうなっているのかと、遠心的に広がっていきます。そういう世界では、いかにも超越神への信仰や科学的探究心が生まれやすそうです。一方、日本語の世界は、まずはじめに豊かな世界がある、安心の世界です。山も海も川も花も木も虫も最初からいて、それらがなぜいるのか、その外側はどうなっているのか、といった見えない世界に思いを馳せずとも落ち着いていられたのが日本語話者です。どちらがどうという問題はさておき、見事な対比ではないでしょうか。住所も名前も分数の表し方も、日本語と英語は全て見事に逆さまですが、それは決して偶然ではなく、基本的な世界観の差による必然であることがわかります。

 

英語の世界はまず自己が発見され、遠心的に広がっていく

これも納得です。

英語は、まず自己があり、そこから外へ外へと広がっていくのですネ。

 

そういえば、氏名は名が先で、姓が後です。

住所も番地から始まって、町、市、県へと外側へ広がっていきます。

 

onのコアイメージ

◆160ページ~168ページ◆

このように前置詞は、モノ的に認識されるその前後の語や句の位置関係を示すものですが、前置詞に限らず、そもそも英語話者の観念操作は、日本語話者のそれに比べると、こうした空間的イメージへの投影に依拠する部分がかなり大きいのではないかと私は想像しています。それゆえに英語の論理は日本語に比べて簡明、明確で、図式的な組み立てが容易なのではないかとも思います。そして、その物理的イメージの構築において、前置詞はなくてはならない重要な役割を果たしています。

 

前置詞は語や句の位置関係を示す

前置詞は空間的イメージを想像しながら覚えるといいようです。

 

本書では、in(空間や領域の「内部」に位置すること)at(空間内、時間内の「1点」)on(何かの「表面との接触」)の3つが説明されていました。

 

そういえば、本書で説明されているようなイメージで解説された辞書、見たことがあります。イメージと関連させながら覚えると理解が早いですネ。

 

おっさんの学びのポイント           

本書から学んだ英語のポイントは以下の3点です。

 1) 英語はアル/ナシを表しているだけ。

 2) 英語の世界はまず自己が発見され、遠心的に広がっていく。

 3) 前置詞は語や句の位置関係を示すもの。

 

やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。

そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!

                       

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。よろしくお願いいたします。