【オススメ本/思考編】 どうすれば頭がいい人になれるのか?
今回のオススメのビジネス書は、『7日間で突然頭がよくなる本』です。
頭がいいね!と言われたいあなたへオススメです。
本書で紹介されている方法で訓練すれば頭がいい人になれそうです。おっさんもしばらく試してみます。
どうすれば頭がいい人になれるのか?
あなたは頭がいい人になりたいですか?
おっさんは、頭がいい人になりたいです。
では、あなたがイメージする頭がいい人とはどんな人ですか?
おっさんがイメージする頭のいい人とは例えば以下のような人です。
・他人のモヤモヤを的確に表現してくれる人
・問題をきちんと整理できる人
・物事を色々な視点から見ることができる人
・問題を解決できる人
そして、本書での頭のいい人の定義は、「物事の本質をつかめる人」です。
どうすれば、物事の本質をつかめるようになり、頭がいい人に近づけるのか?その方法をいっしょに見ていきましょう。
著者について
著者は、哲学者です。
商社マン、フリーター、公務員を経た異色の哲学者です。現在は、商店街で哲学カフェを主宰するなどして市民のための哲学を実践されている方です。
著者は、「哲学との出会いが、私を「頭がよい人間」に生まれ変わらせてくれた」といいます。
著者自身を「頭がよい人間」に変えてくれた魔法が哲学なのです。
頭がいい人とは、物事の本質をつかめる人
頭がいい人は、相手の言葉の意味をしっかりとつかんだ上で応答することができます。
本書には物事の本質をつかめる人になるための魔法が以下のような7日間のステップでまとめられています。
1日目 社会のことを知らないと物事の本質は見えない
2日目 頭がよくなるためのボキャブラリーを増やそう!
3日目 頭がよくなるための論理パターンベスト10
4日目 まずは100通りの物の見方で頭をほぐそう
5日目 言葉の家族、仲間、敵を探そう
6日目 論理的に話せない人へのとっておきのアドバイス
7日目 一言でキャッチーに表現するためのコツ
物事の本質をつかむカギ
◆74ページ◆
この10個の論理パターンこそが、まさに物事の本質をつかむうえでカギとなる方法論にほかならないからです。さらにいうならば、私自身、物事の本質をつかむときは、まずはこの10個のうちのいずれか、あるいはいくつかの組み合わせを活用しています。その意味で、きちんと実証されているということです。
10個の論理パターンを使いこなす!
10個の論理パターンは以下になります。
頭がよい人の特徴とあわせて記載しているので、あなたの周りの頭のよい人をイメージしながら確認してみてください。
1)カテゴリー:種類ごとに階層的グループに分ける
※頭がよい人は頭の中がきれいい整理されている
2)主観と客観:主体と客体で区別する
※頭がよい人は、誰が何をしたのかという主体と客体の区別がしっかりできている
3)時間と空間:時間軸と空間軸に位置づける
※頭がよい人は、時間的・空間的把握能力に優れている
4)イデア:物事の正体を見抜く
※頭がよい人は、物事の裏にある正体を見抜くのが得意
5)運動として捉える:動いている途中として見る
※頭がよい人は、普通の人とは違うものの見方ができる
6)弁証法:マイナス要素をプラスに転じる
※頭がよい人は、問題の解決が得意
7)差異として捉える(否定弁証法):差異を重視する
※頭がよい人は、何でもかんでも一つにまとめようとはしない
8)構造主義:構造の中で捉える
※頭がよい人は、物事を全体の中で捉えることができる
9)因果関係:原因と結果の関係として見る
※頭がよい人は、何でも原因と結果の関係で捉えることができる
10)人間にとっての意味:人間の存在を前提に考える
※頭がよい人は、人間にとっての意味を考えている
全部使いこなせることにこしたことはないのですが、まずは1)カテゴリー、6)弁証法、8)構造主義の3つを使いこなせるようになります。
なぜ頭をほぐす必要があるのか?
◆112ページ~115ページ◆
本質をつかむためには、まずリンゴをいろいろな角度から見る必要があります。これが四日目の目的です。物事の本質をつかむためには、複数の側面から対象を眺めることが大前提です。頭がよい人は皆それが得意です。いろいろなものの見方ができるのです。
物事を複数の側面から眺める!
物事は、プラス、マイナス、過去、未来、上から、下から、賛成、反対、敵、味方など色々な側面から眺めるようにします。
論理的に話せない理由
◆138ページ~140ページ◆
つまりそのために論理的に物事をまとめる方法についてお話ししていきたいと思います。これまで散々膨らませてきたものを、ようやくまとめにかかる段階です。言葉の意味の再構築の始まりといってもいいでしょう。哲学では一番大事なプロセスです。具体的には、グループに分けて、哲学概念を使って整理し、一文にするという三つのプロセスが求められます。
物事をグループに別け、整理し、本質を表わす一文にする!
グループ分けはカテゴリーです。整理は前述の論理パターンで行い、一文には以下の5つの文型のいずれかでまとめます。
S+V(主語+述語:~は~する)
S+V+C(主語+述語+補語:~は~である)
S+V+O(主語+述語+目的語:~は~を~する)
S+V+O+O(主語+述語+第一目的語+第二目的語:~は~に~を~する)
S+V+O+C(主語+述語+目的語+補語:~は~を~に~する)
しばらくの間、頭をよくするために、「グループ分け、論理パターンで整理、一文にまとめる」の方法を練習してみます。
おっさんの選択
本書から学んだビジネスに役立つポイントは以下の3点です。
1) 10個の論理パターンを使いこなすこと。
2) 物事を複数の側面から眺めること。
3) 物事をグループに別け、整理し、本質を表わす一文にすること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。よろしくお願いいたします。