四十路の選択

タイトルは『鷹の選択』にならって『四十路の選択』としました。

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【おっさん仕事術】考える力を養うための本の読み方とは

 

今回は「思考術」について綴っています。しばらくの間、「思考術」をテーマにします。

 

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考える力を養うための本の読み方とは?

あなたは、読書が考える力を養うのに有効であることをご存じでしたか?今回は、考える力を養うための本の読み方について考えてみたいと思います。

 

おっさんの趣味の1つに読書があります。おっさんの本の読み方は、著者の考えすべてをそのまま信じて読むスタイルでした。この本の読み方では、考える力が身に付かないようです。

 

おっさんの読書法は賞賛的読書法といえます。反対に考える力を養うための読書法は批判的読書法といいます。あなたの読書は批判的ですか?それとも賞賛的ですか?

 

おっさん、好きな読書をしながら、考える力も養いたいと考え、今回のテーマを選びました。

 

考える力を養うための本の読み方

考える力を養うための本の読み方を批判的読書法といいます。批判的な視点から本を読むことで、自分の頭で考える視点を作り出していくことができるのです。

 

この読書法は、コチラの本を参考にさせていただきました。 

知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ (講談社+α文庫)

知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ (講談社+α文庫)

 

 

 知的複眼思考法

著者は知的複眼思考法について次のように言われています。「自分の頭でまっとうに考え抜くための、できるかぎり具体的な手がかりを与えることを目指した本」

 

具体的な手がかりは、以下の章立てでまとめられています。

序章 知的複眼思考法とは何か

第1章 創造的読書で思考力を鍛える

第2章 考えるための作文技法

第3章 問いの立て方と展開のしかた

第4章 複眼的思考を身につける

 

今回の問いに対する答えは、「第1章 創造的読書で思考力を鍛える」で紹介されている内容になります。

 

著者とかかわりながら読書するコツ

いろいろな疑問を持って、段落ごとに、文章を追っていくのがそのコツである。そのヒントとして、こんなフレーズを書き込みの例に一冊の本を読んでみるとよいだろう。

・「なるほど」

・「ここは鋭い」

・「納得がいかない」

・「どこか無理がある」

・「その意見に賛成だ」

・「その意見に反対、自分の考えとは違うな」

・「著者の意見は不明確(あるいは、あいまい)だ」

・「同じような例を知っている」

・「自分の身の回りの例だとどんなことかな」(実際に思いついた例を書いておく)

・「例外はないか」

・「見逃されている事実や例がないか」

・「これは他の人にも伝えたいエピソードだ」

・「もっと、こういう資料が使われていれば議論の説得力が増すのに」

・「なぜ、こんなことがいえるのか」

・「自分ならこういうことばを使って表現するな」(そういう場合は実際にそのことばも書いておく)

・「この表現は難しすぎる」

  

おっさんが活用する4つのヒント

前述のヒントは16個あります。おっさんには16個は多すぎます。まずは前述の青字部分の4個に絞って読むようにします。

 

批判的読書法

著者が書いていることを、専門家や有名な評論家、あるいは大学教授が書いているのだからと思って、そのまま鵜呑みにするのではない、そういう態度をもって本に接する。そして、できるかぎり、書き手の論理の進めかたを、他の可能性も含めて検討していく。つまり、対等な立場に立って、本の著者の考える道筋を追体験することで、自分の思考力を強化しようというのが、批判的読書の方法です。

 

まずは対等な立場に立つ

おっさんが読書をする上で一番に改めないといけないのは、本との接し方です。まずは著者と対等な立場に立つことを心がけます。その上で著者の考えの道筋をたどってみます。

 

批判的読書のコツ

1.読んだことのすべてをそのまま信じたりはしない。

2.意味不明のところには疑問を感じる。意味が通じた場合でも疑問に感じるところを見つける。

3.何か抜けているとか、かけているなと思ったところに出会ったら、繰り返し読み直す。

4.文章を解釈する場合には、文脈によく照らす。

5.本についての評価を下す前に、それがどんな種類の本なのかをよく考える。

6.著者が誰に向かって書いているのかを考える。

7.著者がどうしてそんなことを書こうと思ったのかを知ろうとする。

8.著者がその目的を十分果たすことができたかどうかを知ろうとする。

9.書かれている内容自体に自分が影響されたのか、それとも著者の書くスタイル(文体)に強く影響を受けているのかを見分ける。

10.議論、論争の部分を分析する。

11.議論が含まれる場合、反対意見が著者によって完全に否定されているのかどうかを知る。

12.根拠が薄く支持されない意見や主張がないかを見極める。

13.ありそうなこと(可能性)にもとづいて論を進めているのか、必ず起きるという保証付きの論拠(必然)にもとづいて論を進めているのかを区別する。

14.矛盾した情報や一貫していないところがないかを見分ける。

15.当てになりそうもない理屈にもとづく議論は割り引いて受け取る。

16.意見や主張と事実との区別、主観的な記述と客観的な記述との区別をする。

17.使われているデータをそのまま簡単に信じないようにする。

18.メタファー(たとえ)や、熟語や術語、口語表現、流行語・俗語などの利用のしかたに目を向け、理解につとめる。

19.使われていることばの言外の意味について目を配り、著者が本当にいっていること、いってはいないが、ある印象を与えていることを区別する。

20.書いていることがらのうちに暗黙のうちに入り込んでいる前提が何かを知ろうとする。

  

おっさんが活用する4つのコツ

批判的読書のコツは20個あります。おっさんには20個は多すぎます。まずは前述の青字部分の4個に絞って考えるようにします。

 

おっさんの選択

今回のおっさんの選択は「批判的読書法で本を読むゾ!」です。

 

やっちゃえ!オッサン。おっさん「まだまだ、やりますよ!」

そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」いっしょにがんばりましょう!!

 

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。よろしくお願いいたします。