四十路の選択

タイトルは『鷹の選択』にならって『四十路の選択』としました。

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【脳が認める最強の集中力】集中力の正体とその高め方が学べます。

 

今回の読書メモは『脳が認める最強の集中力』です。 

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本書を手にした理由は集中力を高めるヒントを学びたいと考えたからです。

 

勝負の場面で結果が出せるか出せないかは、「桁違いの集中力」が発揮できるかできないかで分かれてきます。

集中力の正体は「集中力を生み出す脳の仕組み」であり、集中力は脳にあるのです。

本書には集中力を生み出す脳の仕組みとその高め方についてまとめられています。

 

情報は、大脳皮質神経細胞A10神経群→前頭前野→自己報酬神経群→リンピックシステムの流れで脳内を回っていき、A10神経群以外のダイナミック・センターコア内をぐるぐると回り続けます。

ダイナミック・センターコアの働きを高めていくことは、集中力はもちろんのこと、思考力・記憶力・理解力・判断力・洞察力といった、ビジネスや学習の場に欠かせない重要な能力を高めていくことにつながります。

 

著者 

著者は脳神経外科医の方です。

2008年には北京オリンピックの競泳日本代表チームに招かれ、「勝つための脳」=勝負脳の奥義について講義を行い、結果に大きく貢献されます。

 

目次

【プロローグ】トップ1%の人だけが知っている集中力との付き合い方

【第1章】集中力が続かない! それは「脳」の仕業だった

【第2章】日頃から集中力の素質を育む「脳」の絶対習慣

【第3章】瞬時に集中モードに切り替える「脳」の絶対習慣

【第4章】無意識のうちに最高の結果を出す「脳」の絶対習慣

【第5章】予想外の好結果を生み自分を変える「脳」の絶対習慣

 

ここからは、本書でフセンをつけた箇所をまとめておきます。

 

人の話をきちんと聴くことで、脳の「同期発火」を起こす

◆100ページ~107ページ◆

人の話をきちんと聴く習慣は、気持ちを込めた行動や気持ちを込めた会話にもつながっていきます。気持ちを込めて何かをするというのは、脳の力を最大限に引き出すための不可欠かつ重要なファクターで、集中力の発揮とも無縁ではありません。というのも、気持ちを込めることが、先に触れた脳の「同期発火」を起こしやすくしてくれるからです。「同期発火」とは、脳細胞同士が瞬時に情報伝達を行うことで、脳のもつさまざまな機能を同時に機能させる仕組みであると説明しました。おもしろいと感じることでA10神経群が発火し、脳のすべての機能が高度に動き出すのが同期発火です。その同期発火が強く働くか弱いままかは、普段の気持ちの力がどのくらいのレベルで変わってきてしまいます。気持ちを込めて何かをやることが少ない人は、言うなれば動力源にストッパーをかけている状態ですから、それなりの脳の働きは期待できても、驚くような能力を発揮するには至らないのです。

 

人の話をきちんと聴く

次に自分が何を話すかを気にしていて、相手の話をきちんと聴けていませんでした。

これからは自分の話すことは一旦脇に置いておいて、相手の話をきちんと聴くことに集中するようにします。

 

何事も「今は無理でも、最後はかなえる」の気持ちでトライする

◆169ページ~171ページ◆

不可能そうなことや難題に直面した際、「こんなの無理だろう」ではなく、「やり続けることで最後はやり遂げられる」という発想をもつことは、物事を達成する非常に大きな力になります。「今はまだダメ・無理でも、最後に光るのはこの自分だ」と強い思いをもって取り組むことで、備わっている集中力が生かされ、達成能力も上がっていきます。実際、そのような気持ちでいると出てくる集中の度合いが変わります。「無理だと思っていたけれど、気がついたらできてしまっていた」になっていくのです。

 

「最後に光るのはこの自分だ」と思い取り組む

「こんなの無理だ」と諦めることがよくありました。

これからは「今はまだ無理でも、やり続けることで最後はやり遂げられる」という強い気持ちをもって挑戦します。

そう考えると、困難なことでも、楽しみながら取り組めそうな気もしてきます。

 

気持ちの萎えは「否定の否定」で対処する

◆186ページ~188ページ◆

今日は早く帰ろうと思っていたのに、午後になって「これをやっておいてくれ」と大量の仕事を頼まれた。他にやろうと予定していたことがあったのに、つまらない資料作成の仕事をやらされることになったとします。そんなとき「なんで自分がこんなことをしなきゃならないんだ」と思ったら、すかさず「……と思ったけれど、今日は自分をレベルアップさせて考え直す」と自分に向かって言うようにします。

「……と思ったけれど、今日の自分はレベルが高いんだ。○時までに仕上げてやる」

「……と思ったけれど、今日は全能力を出して一時間でやり遂げる」

「……と思ったけれど、今日は全身を耳にしてひと言も漏らさず話を聴く」のように具体的に言葉にして言語中枢の力を使うことで、言語中枢で本能を変える仕組みが働き、脳のレベルが一気に上がり集中力を発揮しやすくなります。

  

否定の否定」で対処する

仕事をしているとマイナスな気持ちになることもあります。

そんな時、これからは「否定」の「否定」でプラス(-1 ×-1 = +1)となるよう自分に言い聞かせます。

 

取り入れたい習慣

今後取り入れたい習慣は以下の3点です。

1) 人の話をきちんと聴くこと。

2) 「最後に光るのはこの自分だ」と思い取り組むこと。

3) 「否定の否定」で対処すること。

 

やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。

そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!

                       

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。

よろしくお願いいたします。