四十路の選択

タイトルは『鷹の選択』にならって『四十路の選択』としました。

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【◎仕事のミスが絶対なくなる頭の使い方】仕事のミスをなくすヒントが学べます。

 

今回の読書メモは『仕事のミスが絶対なくなる頭の使い方』です。

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本書を手にした理由は、タイトルにあるように仕事のミスをなくすヒントを学びたいと考えたからです。 

本書は仕事のミスを

(1)メモリーミス(忘れた)

(2)アテンションミス(見落とした)

(3)コミュニケーションミス(伝わっていない、聞いていない)

(4)ジャッジメントミス(判断を間違えた)

の4つにわけ、それぞれのミスが起こるメカニズムと、ミスを防ぐ基本対策がまとめられていきます。

 

著者 

仕事のミスが絶対なくなる頭の使い方

仕事のミスが絶対なくなる頭の使い方

 

大学卒業後、出版社、コンサルティング会社勤務後、ニューヨーク大学へ留学(MBA)します。

その後、外資系銀行を経て、2002年に独立されます。

30年にわたり、心理学や記憶術、速読を実践研究し、脳科学認知科学の知見も積極的に取り入れた独自のコミュニケーション法・学習法を確立し、企業研修やビジネスマン向けの講座・個別指導を行っています。

 

目次

【1章】モリーミス

【2章】アテンションミス

【3章】コミュニケーションミス

【4章】ジャッジメントミス

 

ここからは、本書でフセンをつけた箇所をまとめておきます。

 

コミュニケーションミスはアテンションミス

◆149ページ~150ページ◆

「意識の矢印」がコントロールできるようになると、コミュニケーションミスが減るだけではなく、コミュニケーション全般が潤滑になります。とくにコミュニケーションが苦手な人は意識の矢印が極端に内向きになっています。いつのまにか相手を怒らせることが多い人や、そんなつもりはないのに「わがまま」だと指摘される人、営業トークでなかなか雑談の話題が思い浮かばない人などのことです。こういう人は「相手の言葉の奥にある記憶は何だろう」という意識を少し持つだけで、コミュニケーションは劇的に改善します。コミュニケーションの上手い下手は、何も面白い話ができたり、芸人のようなツッコミを入れられたり、人前で淀みなくプレゼンができたりすることで決まるわけではありません。いかに相手の記憶に意識を向けられるか、そして潜在記憶のズレを減らせるかが重要なのです。

 

「意識の矢印」をコントロールする

自分は雑談がなかなか長続きしません。

これからは「相手の言葉の奥にある記憶は何だろう」と意識の矢印を相手に向けるようにします。

 

「人」の6つの階層を意識せよ

◆181ページ~184ページ◆

もし部下が大きな受注を取ってきたら、見えやすい結果だけを褒めるのではなく、できればそれをもたらした行動、さらにはその人が持っている強み・能力、さらには日々大切にしている価値観にまで踏み込んだほうが、部下は喜びます。「この上司は自分のことをよく見てくれているんだな」と。真のコミュニケーションマスターを目指すなら、すべての階層に意識が向けられるようにトレーニングしていきましょう。

 

「人」の6つの階層を意識する

「人」の6つの階層は以下になります。

(1)環境

その人の財産や肩書き、仕事の成果など、その人の行動の結果。基本的にオープンになっている。

(2)行動

仕事のやり方や言葉使い、態度など、目に見える言動全般を指す。

(3)能力

仕事の精度や速さ、身体的な能力などのこと。仕事におけるポテンシャルと言える。

(4)信念・価値観

物事を判断するときの基準や人生において大事にしていること。その人が発揮する能力。実際に行う行動を大きく左右する。

(5)アイデンティティ(自己認識)

その人が自分に対して抱くセルフイメージ。役割の意識。これが変われば、信念・価値観も大きく変わる。

(6)スピリチュアル(自分を含む、より大きなシステム)

自分の上位にあるものとして認識している存在のこと。自ら背負っているもの。アイデンティティは必ずこれと組み合わせになる。

これからは、すべての階層に意識が向けられるよう心がけます。

 

ジャッジメントミスのジレンマから抜け出すには?

◆216ページ~218ページ◆

「今、自分はこう考えている。確信めいたものもある。ただ、人の脳はミスを犯しやすいから、どこか間違っているかもしれない。もしそうだとしたら、それはどこだろう?」このような疑問を投げかけるようになれば、深い思考のトラップから抜け出すだけではなく、判断の精度も飛躍的に上るでしょう。ただ、最初は気持ちのいい体験ではないでしょうし、居心地も悪いと思います。ここでも役に立つのが「意識の矢印」です。矢印が自分ばかりに向いていると、「やっぱり自分の意見が正しい!」と途中で逃げ出すかもしれません。一方で意識の矢印を相手の記憶に向け続けることができると、新たな気づきが次々と生まれます。それはいままで経験したことのなかった、一種の感動体験にもなります。

 

「速い思考」を「遅い思考」で検証する

ミスをなくす方法として本書には「速い思考」を「遅い思考」で検証することを説明しています。

この「速い思考」だけでミスをするという経験は自分にもよくあります。

自分の直観だけで判断して、後で失敗したということがよくあります。

これからは「速い思考」を「遅い思考」で検証するようにします。

そのためには意識の矢印が第三者に向けた「遅い思考」で検証します。

 

取り入れたい習慣

今後取り入れたい習慣は以下の3点です。

1) 「意識の矢印」をコントロールすること。

2) 「人」の6つの階層を意識すること。

3) 「速い思考」を「遅い思考」で検証すること。

 

やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。

そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!

                       

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。

よろしくお願いいたします。