四十路の選択

タイトルは『鷹の選択』にならって『四十路の選択』としました。

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【◎孫社長にたたきこまれた すごい「数値化」仕事術】超高速で問題を解決していく秘訣が学べます。

 

今回の読書メモは孫社長にたたきこまれた すごい「数値化」仕事術』です。 

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本書を手にした理由は孫社長流の仕事術を学びたいと考えたからです。

現実に起こっている事象を数値で把握し、それを分析して問題のありかと根本的な原因を探り、解決策を考えて実行したら、その結果をまた数値で把握・分析する。

このサイクルをスピーディに回しながら、超高速で問題を解決していくのが、孫社長流の「数値化仕事術」です。

 

ソフトバンクの経営の基本にある数字

・顧客数

・顧客単価

・残存期間(顧客でいてくれる期間)

・顧客獲得コスト

・顧客維持コスト

 

営業利益は

(顧客数×顧客獲得単価×残存期間)―(顧客獲得コスト+顧客維持コスト)です。

 

したがって、会社の利益を最大化するために

「顧客数を増やし」「顧客単価を上げ」「顧客獲得コストと顧客維持コストを下げ」「残存期間を延ばす」ことに取り組んでいます。

 

著者 

孫社長にたたきこまれた すごい「数値化」仕事術

孫社長にたたきこまれた すごい「数値化」仕事術

 

1998年にソフトバンク株式会社に入社し、2000年より同社社長室長になります。

Yahoo!BB事業の立ち上げ」や「ナスダック・ジャパンの設立」「日本債券信用銀行(現あおぞら銀行)の買収」など無理な仕事のプロジェクトマネジャーを務められます。

その後2006年に独立されています。

 

目次

【第1章】なぜ「数値化」すると生産性が劇的にアップするのか

【第2章】問題解決に絶対役立つ「データ分析・七つの道具」

【第3章】よくある「間違った数値化」と気をつけたい三つのワナ

【第4章】「数字に強い人」は知っている理論・法則

【第5章】究極の数値化仕事術・ソフトバンクの「3次元経営モデル」

 

ここからは、本書でフセンをつけた箇所をまとめておきます。

 

数値化のファーストステップは「分ける」。数える前にまず分けろ!

◆44ページ~50ページ◆

分けなければ、必要な数字を計測することもできません。「数える前に、分けろ」これが数値化仕事術の鉄則です。分け方は、種類別やジャンル別だけではありません。「プロセスで分ける」のも、問題解決につながる有効な手段です。仕事には、必ず始点(インプット)と終点(アウトプット)があります。その間の工程を分けて、それぞれの数字を出してみるのです。

 

数える前に分ける

仕事の工程を分け、工程毎の数字を出して考えることに取り組みます。

 

数値化のゴールは、現実の問題を「数式で表す」こと

◆54ページ~58ページ◆

大事なのは、データを「構造化」して、「インフォメーション(情報)」や「ナレッジ(知識)」にすることです。これらの言葉も日本では曖昧に使われていますが、海外では明確に定義されています。インフォメーションとは、「データを整理し、解釈や意味を持たせたもの」です。つまり、「どういう意味か?」に答えるのが、インフォメーションということです。(省略)

ナレッジとは、「インフォメーションを体系化し、まとめたもの」であり、「これからどう展開すべきか?」に答えられるものです。(省略)

日本では何となく、「データなら役に立ちそう」と思われていますが、素のままの数字には意味がないということです。単なる「データ」を「インフォメーション」や「ナレッジ」にブラッシュアップし、現実のモヤモヤした事象を意味のある数値に置き換え、次のアクションにつなげて目標を達成する。そこまでやってこそ、数値化と言えるのです。

  

「データ」を「インフォメーション」や「ナレッジ」にブラッシュアップする

「これって、どういう意味なのか?」「これから、どう展開すべきか?」と問いかけ、データのインフォメーション化、およびナレッジ化に取り組みます。

 

鮭の卵理論

◆224ページ~228ページ◆

この「くじ箱」の考え方は、営業の仕事などにも応用できます。

(1)当たりの多そうなくじ箱を探す→買ってくれる確率が高そうな顧客を見極める

(2)くじを引くコストを下げる→その顧客にアプローチする労力や時間が最も少なくて済む方法を考える

(3)くじを引き続ける→あとはひたすらアプローチを続ける

こうしてくじ箱のルールを実践すれば、成功確率は格段に上がります。何も考えずに、ただやみくもに顧客リストの上から順に電話をかけている人や、見込みのあるなしにかかわらず一人の顧客にたっぷり時間をかけてしまっている人に比べれば、営業成績は間違いなく上がるでしょう。だから同じ「数うちゃ当たる」でも、他の人より確実に結果を出すことができるのです。

  

くじ箱のルールを実践する

まずは以下の2点に取り組みます。

(1)買ってくれる確率が高そうな顧客を見極めること。

(2)顧客にアプローチする労力や時間が最も少なくて済む方法を考えること。

さらに(1)(2)の精度を上げるため、数値化仕事術で検証します。

 

取り入れたい習慣

今後取り入れたい習慣は以下の3点です。

1) 数える前に分けること。

2) 「データ」を「インフォメーション」や「ナレッジ」にブラッシュアップすること。

3) くじ箱のルールを実践すること。

 

やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。

そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!

                       

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。

よろしくお願いいたします。