【人と違うことをやれ】10年後、成長するためのヒントが学べます。
今回の読書メモは『人と違うことをやれ』です。
本書を手にした理由は著者が提案される「戦略的生き方」に関心を持ったからです。
本書には「個の時代」における「哲学」「考え方」「生き方」についてまとめられています。
著者
人と違うことをやれ!―なぜ、ここに頭が働かない!戦略的生き方のすすめ
- 作者: 堀紘一
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 1999/04
- メディア: 単行本
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著者は、コンサルタントの方です。
大学卒業後、新聞社を経て、1973年から商事会社に勤務します。
ハーバード・ビジネススクールでMBAを取得後、大手コンサルティング会社で国内外の一流企業の経営戦略策定を支援します。
2000年6月、ベンチャー企業の支援・コンサルティングを行なうドリームインキュベータを設立し、代表取締役社長に就任されます。
目次
【1章】「戦略」のある人とない人ではこれだけの差ができる!
【2章】堀流「考える力」を徹底的に鍛える
【3章】この「信頼」が自分を保証してくれる!
【4章】他人の力を借りる、生かす
【5章】これまでと「違うところ」に頭を使え
【6章】これから10年、「勝ち抜く」生き方
ここからは、本書でフセンをつけた箇所をまとめておきます。
失敗しないための堀流「戦略」の立て方
◆54ページ~56ページ◆
真の戦略とは、目先の利害にとらわれず、より長期的な視野で5年先、10年先を読んだうえで立てるものだ、長期的に将来を見通しながら、その期間を細かくプランを練っていく。私の場合は基本的に、はじめに考えた長い時間軸を3分の1ずつ、細かく区切りながら、より具体的に内容を詰めていく方法をとっており、これを他の人にも勧めている。たとえば、まずはじめに10年という時間軸に立って社会の変化や時代の流れに目を凝らし、自分あるいは仕事の将来を考える。次にその3分の1、つまり約3年ごとに区切り、より具体的な内容のプランを考えていく。そして、こんどはその3年を3分の1の1年単位にし、何をしようかと考える。それをまた、季節ごとに4分割し、こんどはさらに季節を3分割して1か月単位、1か月を10日……という具合に全体的、かつ部分的という両面からきめ細かくプランを練っていく。これが「戦略を立てる」という行為なのである。
全体的かつ部分的にきめ細かくプランを練る
10年→3年→1年→3ヶ月→1ヶ月→10日と全体から部分へとプランを練るようにしてみます。
はじめから「落としどころ」を考えるな
◆130ページ~133ページ◆
考える作業というのは落としどころを考えることではない。仮説を構築していくことだ。自然科学の世界では、まずはじめに仮説を構築する。次にそれを実験室で検証する。そうすると、仮説どおりにならないまったく違ったデータが出てきたりする。その新しいデータを踏まえてもう一度仮説を立てる。こういうことを何回か繰り返していくうちに仮説が新設になり、やがては定説へとなっていくのである。社会科学の世界でも、これと同じことをしなくては発展も前進もあり得ない。会社をより大きく発展させていくためにも、自分の人生をより前進させて夢と希望に溢れるものにしていくためにも、「現状はどこに問題があるのか?どうすればいいのだろう」と仮説を構築することから出発しなければならない。
仮説を構築することから出発する
「現状はどこに問題があるのか?」
「どうすればいいのだろう?」と問い続け、仕事に対して仮説を構築し、検証していきます。
すべて「自分が悪いかもしれない」から出発しろ
◆224ページ~228ページ◆
負のサイクルから抜け出すのがうまい人を見ていると、決して原因を他人のせいにしない”原因自分説”をとっているという共通点がある。何かうまくいかないという時にすぐ、「ああオレが悪いんだ。何がわるいのかなあ」とまず自分のせいにできる。自分の間違いを素直に認める柔軟性があるということだ。そうすると、余計なことを考えずに「じゃ、自分のこういうところを直していこう」というプラス思考ができるようになる。
原因自分説をとる
「自分の何が悪いのかなあ?」
「自分のこういうところを直していこう!」と問い続けます。
これは自分を成長させるための仮説です。
自分に対しても仮説を構築し、検証していきます。
取り入れたい習慣
今後取り入れたい習慣は以下の3点です。
1) 全体的かつ部分的にきめ細かくプランを練ること。
2) 仮説を構築することから出発すること。
3) 原因自分説をとること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。