【傷つけあわない関係をつくるシンプルな習慣】人を傷つけない秘訣が学べます。
今回の読書メモは『傷つけあわない関係をつくるシンプルな習慣』です。
本書を手にした理由は、身近な人と仲良くするための秘訣を学びたいと考えたからです。
人を傷つけてしまう根本の原因は一つです。
それは、単純に「なんでわかってくれないんだ!」という思いです。
「なんでわかってくれないんだ!」ということは、つまり「わかってほしい」ということ、そして「わかりあいたい」ということです。
人間は、自分のことをわかってほしいあまりに、傷つけあってしまうのです。
著者について
著者は性格リフォーム心理カウンセラーです。
大学卒業後、大手物流企業に就職し、現場営業を経た後に営業企画部門の管理職となります。
19年間勤めた後、自身の問題解決を通じて心理療法に出合い、心理カウンセラーとして起業します。
目次
【1章】なぜ、傷つけあってしまうのか
【2章】「決めつけ」が傷つけあう―職場・上司編
【3章】「どうせ」のすねが傷つけあう―親子編
【4章】なぜかパートナーとケンカになってしまう場合
【5章】たった一言でも傷つけあわずにすむ言葉
【6章】傷つけあわない関係をつくるために大切なこと
ここからは、本書でフセンをつけた箇所をまとめておきます。
親子関係が混乱してきたら、とにかく「書き出す」
◆107ページ~109ページ◆
何か腹が立ったとき、不安でたまらなくなったときなどは、ぐるぐる考えていることを、とりあえず「書く」。意味不明でもいい、単語だけでもいい、もちろんきれいな字でなんか書かなくてもいいから、とにかく「書く」のです。自分の思いを外にいったん出してしまうのです。そして、やっぱり「書く」と、意外な自分の姿に気づいたりするんですよね。自分で書いたものを、あとで見直すと、客観的に眺めることができます。感情がいったん収まってから書いたものを見ると、ちょっと冷静な眼で自分を見ることができるんです。「書く」にはね、単純に自分の中からぐるぐる渦巻いていた悪いものが外へ出ていく効果もあるから、おすすめですよ。
混乱してきたら、とにかく考えていることを書き出す
「書く」ことで思考や気持ちが整理されることは実感としてあります。
腹が立ったとき、不安でたまらなくなったとき、感情に流されることなく、客観的にかつ冷静になって、気持ちや考えを書き出すようにします。
問題だと思うことに「それが、何か?」と問いかけてみる
◆160ページ~161ページ◆
イヤなのはもちろんそうだろうけど、そこで目の前の問題に対して、「それが、何か?」って問いかけてみてください。その瞬間、問題だと思っていたことが、ふっと消えたりするかもそれません。さわぐほどのものではないのかもしれないのです。
「それが、何か?」と問いかける
これは自分の置かれている状況を客観的に見直すスイッチを入れる言葉のように思います。
問題が起きたときには「それが、何か?」と問いかけるようにします。
「ある」と思って行動しつづける
◆169ページ~171ページ◆
「~したい」という夢や目標ではなく、「~つもり」という予定です。そして、「~したい」ではなく、「~つもり」で考え行動することの大切さを感じました。「北海道に行きたい」という「夢」でなく、「北海道に行くつもり」という「予定」だとしたら、とる行動は違ってきます。「予定」なら、飛行機の切符を取り、宿を取り、北海道の紀行に合せた服を用意します。そのために、自分の日程も調整します。ええ、「行きたい」のではなく、「行くつもり」なら、ただ、淡々とそうすればいい。
予定として考え行動する
これからは「~したい」ではなく、「~するつもり」で考え、その予定から逆算して計画を立てて行動するようにします。
取り入れたい習慣
今後取り入れたい習慣は以下の3点です。
1) 混乱してきたら、とにかく考えていることを書き出すこと。
2) 「それが、何か?」と問いかけること。
3) 予定として考え行動すること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。