四十路の選択

タイトルは『鷹の選択』にならって『四十路の選択』としました。

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【編集長の仕事術】人を中心に据えた仕事のやり方が学べます。

 

今回の読書メモは『編集長の仕事術』です。

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本書を手にしたのはヒットを生み出す編集長の仕事術を学びたいと考えたからです。

著者は、スキルやノウハウといったものとは全く無縁の編集者人生を送ってきたそうです。

自分が「おもしろい」と思う感性に従って、目の前の仕事を「がむしゃら」にやってきたのだそうです。

世の中で起こっている様々な出来事、あるいは話題の人びとを「おもしろがる」気持ちがスキルやノウハウよりも大切だと著者はいいます。

政治家だろうが、芸能人だろうが「憎たらしい」「けしからん」「やっつけろ」「やめさせろ」ではなく、やはり「人間っておもしろいよな」と思うことです。

この「人間のおもしろさ」をとことん突き詰めて、「いったいどんな人なんだろう」とアプローチしていくのが、文藝春秋という会社の原点だそうです。

そして、大切なのは、なにごとも全力でやりきることです。

「フルスイング」していれば、かならず仕事はおもしろくなり、突破口が開けます。

やるからには徹底的にやることです。

受け身ではなく、前のめりで攻めるべきなのです。

一度きりの人生、「フルスイング主義」で行きましょう。

 

著者 

「週刊文春」編集長の仕事術

「週刊文春」編集長の仕事術

 

著者は「週刊文春」の編集長です。

早稲田大学政治経済学部卒業後、1989年に文藝春秋に入社します。

「Number」「マルコポーロ」編集部、「週刊文春」記者・デスク、月刊「文藝春秋」編集部、ノンフィクション局第一部長などを経て、2012年より「週刊文春」編集長を務められています。

 

目次

 【第一章】全てのビジネスは「人」から始まる情報/人脈

 【第二章】予定調和はおもしろさの敵である企画/発想

 【第三章】難攻不落の相手から「YES」を引き出す依頼/交渉

 【第四章】ヒットを生み続けるチームはこう作る組織/統率

 【第五章】リスクを恐れず壁を突破する決断/覚悟

 【第六章】「売れない」時代のマーケティング戦略/本質

 

ここからは、本書でフセンをつけた箇所をまとめておきます。

 

本当の信頼は「直接会う」ことでしか生まれない

◆19ページ~21ページ◆

私はSNSのたぐいは一切やらない。秘密保持への不安や、時間がないこともあるが、本当の信頼関係はSNSでは築けないというのが大きな理由だ。SNSが普及したことで、人間関係も「ストック」ではなくて「フロー」になっているように思う。多くの人とつながっているように見えるが、個々の人間関係はものすごく浅い。だから、いざというときに力になってくれる人が実はあまりいないのではないか。やはり基本は会うことだ。それが難しいときは電話で話す。今では原始的と思われるような関係性をいちばん大切にしている。

 

深い人間関係を築くために直接会う

自分も直接会って話をすることを心がけています。

たとえ、5分でも、10分でも会って話す方が、伝わることが多いと思います。

 

悩む暇があるなら、やれることは全部やれ

◆100ページ~102ページ◆

まず当然だが、相手についてよく研究することだ。「今、何に関心を持っているのか」「どういうことにメリットを見出すのか」。そして「それがこちらのやりたいことと合致するかどうか」を見定める。また、側面から支援をしてくれそうな人がいたら、そこに頼ることもある。「文春からこんな話が来てたと思うけど、受けたほうがいいよ」と言ってもらうことで効果がある人がいれば、その人に頼る。だが、基本的には「直球」でお願いすることが大半だ。あらゆる交渉に「成功のためのマニュアル」などない。最後は誠心誠意しかないのだ。なぜそのオファーをするのかを本気で伝えることだ。連載のお願いだったら「なぜ今、週刊文春にあなたの連載がほしいのか」を、正直に、一生懸命、相手の目を見ながら伝えるしかない。

 

側面から支援をしてくれそうな人がいたら頼る

これは最近よく使う手です。

お客様の周りにいる取引先の方々と目的・目標を共有し、協力者になっていただきます。そして、お客様、取引先、自社の3者にメリットがあるように仕事を進めています。

 

まず頼んでみる。断られてからが仕事

◆102ページ~105ページ◆

実現したいことがあったら、難しそうでもまず頼んでみることが大切だ。最初から可能性の幅を狭くしてはいけない。「あの人には一度怒られたから」「もうあの人は敵だから」「無理に決まっている」とあきらめるのではなく、やはりおもしろいと思ったら、相手が誰でもそこに縛りをかけないことだ。とにかく、常に「ベストのシナリオ」を描いて、まず頼んでみる。断られたら、また考えればいい。そして、1回断られたぐらいであきらめてはいけない。あなたの熱意はその程度のものなのか、ということだ。よく現場の人間にも言う。断られたところから俺たちの仕事は始まるんだ、と。「ファーストアタックは失敗だったけど、次はどういう口説き方があるか」を全力で考える。編集者や記者の仕事は、口説く仕事だ。そして、私たちの仕事にはマニュアルがない。「こうすれば口説ける」という答えはない。そこは、みんなそれぞれ考えるしかない。

 

1回断られたぐらいであきらめない

最低でも10回はチャレンジするようにします。

 

取り入れたい習慣

今後取り入れたい習慣は以下の3点です。

 1) 深い人間関係を築くために直接会うこと。

 2) 側面から支援をしてくれそうな人がいたら頼ること。

 3) 1回断られたぐらいであきらめないこと。

 

やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。

そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!

                       

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。

よろしくお願いいたします。