【会計に苦手意識のある人向け】会計力の鍛え方を学べます。
今回のオススメ本は『右脳でわかる!会計力トレーニング』です。
本書は、会計に苦手意識のあるあなたへオススメです。
本書には会計を右脳で理解するためのポイントが整理されており、またクイズで、そのポイントをさらに確かめることもできます。
これらを実践すると会計力が鍛えられます。
著者について
著者は、公認会計士事務所の所長です。
数字や会計を身近に感じ、楽しむためのライブイベントなども展開されている方です。
大学卒業後、外資系コンサルティング会社などを経て現職に就かれます。
経営コンサルティング、経営・会計セミナー、講演、書籍の執筆、新聞・雑誌の連載など幅広く活躍されています。
最近では、若手落語家、女性講談師、シンガーなどとのコラボレーションによる、数字や会計を身近に感じ、楽しむためのライブイベントも展開されています。
会計力の鍛え方
本書には、会計力の鍛え方がまとめられています。
【1章】「右脳でわかる会計」の世界へようこそ!
【2章】貸借対照表で「財務体質」を読む
【3章】損益計算書で「儲けの内容」を読む
【4章】キャッシュフロー計算書で「カネの流れ」を読む
【5章】今日からできる経営分析
ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。
良いB/S、悪いB/S、最悪のB/S
◆17ページ◆
■良いB/S:A>L+E(剰余金)
経営の成功によって、調達した資金(L+E)より現時点の資産(A)が大きくなった場合、B/S右下に「余剰金」を置いて左右を一致させます。つまり余剰金は、これまで会社が稼いだ蓄積です。
■悪いB/S:A<L+E(欠損金)
経営の失敗によって、調達した資金(L+E)より現時点の資産(A)を減らした会社では、その目減り分だけB/S左下に「欠損金」が登場します。
■最悪のB/S:A<L+E(欠損金)かつA<L(債務超過)
経営の失敗による資産の目減りが激しく、資産が負債の大きさを下回っています。この状態(A<L)を債務超過といいます。
B/Sは右脳で捉える
アッ、そうなんだという感じ。B/Sを数字でなく、図で捉えると、その意味が理解できるように思います。
1年の収支を計算するC/S
◆68ページ◆
つまりP/L「収益・費用」の儲け計算には、「収入・支出」に関係ない項目が含まれているのです。たとえば掛売上(収益ではあるが収入は無し)や原価償却(費用ではあるが支出は無し)などがその代表的な例です。「黒字倒産(利益が出ているのに金がなくて倒産する)」という事態は、P/Lが黒字でC/Sが赤字という状態です。
P/Lも右脳で捉える
収益ではあるが収入は無しの項目、また費用ではあるが支出は無しの項目について整理しておきたいと思います。
フリー・キャッシュフローって何だ?
◆71ページ◆
C/Sを読む上で、重要なポイントがフリー・キャッシュフローです。このフリー・キャッシュフロー、日本経済新聞では「純現金収支」と訳されており、営業CF(通常はプラス)から投資CF(通常はマイナス)を差し引いて計算されます。FCFがプラスの会社は「本業でやるべきことはやって、さらに将来への投資も行ったうえで、それでも金が余っている」のです。そのFCFは財務CFで借金の返済や株主還元に使うこともできる、また、将来への備えとして手許に残すこともできる。そうした経営の自由度が高いという意味で「Free」なのです。
C/Sも右脳で捉える
FCFもまず図で捉えると、アッ、そうなんだと理解が深まりました。そして、FCFもちょっと身近に感じられるようになりました。
おっさんの選択
本書から学んだ会計力の鍛え方のポイントは以下の3点です。
1) B/Sは右脳で捉えること。
2) P/Lも右脳で捉えること。
3) C/Sも右脳で捉えること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。