【チームを躍進させたい人向け】アメーバ経営が学べます。
今回のオススメ本は、『アメーバ経営』です。
本書は、チームを躍進させたいあなたへオススメです。
本書には、京セラ、ならびにKDDI躍進の原動力となった「アメーバ経営」について説明されています。
著者について
著者は、京セラの創立者の方です。
1959年、京都セラミツク株式会社(現京セラ)を設立。
社長、会長を経て、1997年より名誉会長を務めます。
1984年には第2電電(現KDDI)を設立、会長に就任し、2001年より最高顧問を務めます。1984年に稲盛財団を設立、「京都賞」を創設し、毎年、人類社会の進歩発展に功績のあった人々を顕彰しています。
若手経営者のための経営塾「盛和塾」の塾長として、後進の育成にも心血を注がれています。
アメーバ経営
本書には、アメーバ経営がまとめられています。
【第1章】ひとりひとりの社員が主役
【第2章】経営には哲学が欠かせない
【第3章】アメーバの組織づくり
【第4章】現場が主役の採算管理
【第5章】燃える集団をつくる
ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。
リーダーは公平な審判となるべきである
◆78ページ~80ページ◆
ここでいうフィロソフィとは、私が常日頃から説いている「人間として何が正しいのか」ということを判断基準とした経営哲学である。この普遍的な経営哲学を会社経営のバックボーンに据えることで、アメーバはエゴとエゴのぶつけ合いを排し、個の利益と全体の利益を調和させようと努力するようになる。アメーバ経営とは、フィロソフィをベースに部門間の利害対立を正しく解決することによって、個と全体の利益を同時に追求しようとするものである。つまり、アメーバ経営は、フィロソフィをベースとしてはじめて、利害の対立を克服し、正常に機能することが可能となる。
「人間として何が正しいのか」で判断する
迷った時は「人間として何が正しいのか」と問いかけ、判断します。
経営哲学は、部門間の利害対立を未然に防ぐことも可能なのですネ。
受注生産方式
◆174ページ~178ページ◆
一般の企業であれば、製造部門は目標とするコストの範囲内で製品をつくり、「利益は営業部門が生み出す」と考えるが、京セラでは、営業部門が製造部門から一定の口銭を受け取り、そのなかで営業活動に要する経費を賄うと同時に、若干の利益をあげる仕組みにしている。これにより、「利益の源泉は製造部門にある」という意識を徹底している。つまり、市場動向に応じて、製造部門が総生産を伸ばし、経費を伸ばし、経費を最小限に抑えることで、より大きな利益を生み出すことができるのである。
「利益の源泉は製造部門にある」と意識する
今までは自分も「利益は営業部門が生み出す」と考えていました。
これからは「利益の源泉は製造部門にある」と考えるようにします。
値決めは経営
◆224ページ~226ページ◆
安易な値下げで、製造だけが苦労を強いられるのは、おかしいではないか。値段を安くすれば、注文はいくらでも取れるが、それは、営業として決して誉められたことではない。 営業の使命とは、「この値段なら結構です」とお客さんが喜んで買ってくれる最高の値段を見抜くことである。これより安ければ、いくらでも注文が取れる。これより高ければ注文が逃げてしまう。そのぎりぎりの一点を射止めなければならない。
営業は最高の値段を見抜く
価格に関して、これからは「ぎりぎりの一点を射止める」という気持ちで臨みます。
商談において、価格に関する質問をもっと増やします。
おっさんの選択
本書から学んだアメーバ経営のポイントは以下の3点です。
1) 「人間として何が正しいのか」で判断すること。
2) 「利益の源泉は製造部門にある」と意識すること。
3) 営業は最高の値段を見抜くこと。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。