【変革を推進する人向け】企業再生のステップが学べます。
今回のオススメ本は、『V字回復の経営』です。
本書は、変革を推進するあなたへオススメです。
本書には企業再生を成功に導く8つのステップがまとめられています。
著者は、「成功の裏側の失敗の落とし穴を読みとってほしい」と言っています。
本書を読めば、企業再生の疑似体験を得ることができます。
著者について
V字回復の経営―2年で会社を変えられますか (日経ビジネス人文庫)
- 作者: 三枝匡
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2006/04
- メディア: 文庫
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著者は、30代から経営の実践に転じ、赤字会社再建やベンチャー投資など3社の代表取締役を歴任され、2002年よりFAおよび金型用部品専門商社の社長として活躍されている方です。
企業再生の進め方
本書には、企業再生の進め方がまとめられています。
【プロローグ】不振事業をいかに蘇らせるか
【第1章】見せかけの再建
【第2章】組織の中で何が起きているか
【第3章】改革の糸口となるコンセプトを探す
【第4章】組織全体を貫くストーリーをどう組み立てるか
【第5章】熱き心で皆を巻き込む
【第6章】愚直かつ執拗に実行する
【エピローグ】事業変革の成功要因
ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。
日本企業に改革者はいるのか
◆37ページ~40ページ◆
重要なことだが、スターやエリート層のいない組織で変革は絶対に起きない。エリートとは「選ばれた者」というよりも、「集団への責任を自覚した者たち」と解すべきなのだ。今、日本には「自分がこの国の将来を背負っている」「この企業を救うのは自分だ」と使命感を抱いているエリート集団がいるだろうか。国民も社員も「誰かがやるだろう。でも、少なくとも自分ではない」と思っている。外野席にいるから批判だけは旺盛だ。そうなれば、組織はリーダー不在のまま、行き着くところまで行かざるを得ない。「変革者は外から来る」「新しい変革は組織の辺境で起きる」という一般法則が作動するところまで追いつめられない限り、大した変化を起こせない企業が増えているのである。
集団への責任を自覚する
「自分がこの会社の将来を背負っている」「この会社を救うのは自分だ」と自覚するところから始めます。
そう考えるとワクワクしてきて、力が湧いてきます。
全てを自分の課題と捉え、行動していきましょう。
葬り去られた変革型人材
◆75ページ~80ページ◆
日本でも、皆の気持ちが燃えていれば、早く帰れと言っても、皆は夢中で仕事をするはずです。そういうガンバリズムは古臭いなんていうのは、絶対に間違いです。米国のベンチャーなんか、ガンバリズムの塊ですから。朝食のミーティングから始まって、夜中まで。週末には家に仕事を持って帰るし……。
使命感に燃える
使命感に燃えてくると、仕事が楽しくて、楽しくてしょうがなくなるのでしょう。
また、仕事を楽しんでいると、使命感に燃えてくるのかもしれません。
感情から入るのもありかもしれませんネ。
魂の伝授
◆355ページ~359ページ◆
経営戦略とは端的に言って、激しい企業間競争にどうしたら勝てるかであり、トップはそのための「絵」を組織に提示し続けなければなりません。その絵が示されたうえで、改革とは上から下への「魂の伝授」に他ならないと思います。その魂とは何でしょうか。私は事業を先導する経営者にとって、あるいは経営者的人材の育成において、もっとも重要な要素は「高い志」であると思います。
上から下へ志を伝授する
企業とは、志を同じにした人たちの集まりです。
トップの志が「絵」になり、その「絵」を実現するために現場が動きます。
トップは、「高い志」を「絵」に描き、それを折に触れ伝授していくことが必要です。
おっさんの選択
本書から学んだ企業再生の進め方のポイントは以下の3点です。
1) 集団への責任を自覚すること。
2) 使命感に燃えること。
3) 上から下へ志を伝授すること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。