【「数」が苦手という人向け】 数の極意が学べます。
今回のオススメ本は、『数に強くなる』です。
本書は、「数」が苦手という方へオススメです。
本書には、数の極意がまとめられています。
非常にテンポのよい展開なのでドンドン読み進められます。
著者について
著者は「失敗学」「直観でわかる数学」などでおなじみの先生です。
専門は、創造的設計論、失敗学、知能化加工学、ナノ・マイクロ加工学、医学支援工学です。
数の極意
本書には、数の極意がまとめられています。
【1】数に強くなる
【2】数の感覚をみがく
【3】数の声を聞く
【4】数を使う
ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。
数に強い人の頭の中
◆20ページ~28ページ◆
「数に強い」経営者の人たちは、足し算、引き算、掛け算、割り算をする程度である。微分や積分といった高級な代物はまるで使っていない。微分方程式などは論外である。しかし、「全体の傾向を見る」ということは、とてもよくやっている。そして、この「全体の傾向を見る」という動作には、本人が意識しているか、していないかは別にして、じつは微分的な発想が含まれているのである。一方、「全体の量がどのくらいになるか」ということもよく見ている。こういう動作は、じつは積分的な概念である。横軸に時間をとって、トータルでお金はどれだけ貯まっていくか、という発想は積分そのものである。
「数」で全体を見る
「数」は、全体の傾向を見たり、全体の量がどれくらいになるかを見るのに役立ちます。
改めて「数」の必要性を認識ができました。
その場で数を作る
◆68ページ~74ページ◆
原さんと合って知ったのは、物事も先頭に立って動いている人は、「その場で作る」という動作をしていることである。本を読んで知ったり、人に聞いて覚えたりするのでなく、必要なことは何でも、自分が動いてその場で作る。そして、判断をするのである。
(中略)
原さんは、正確な答えが言えるかどうかを見ていたのではない。ここが大事である。「作る」という動作ができるかどうかを見ていたのである。「たとえ知らなくても、作る努力をしなくてはいけない。必要な数は、見たその場で作らなくてはいけない」原さんが筆者に教えてくれたのは、その大事さだった。
※原さんとは、日本化薬という会社の社長を長く務められ戦後経済界の重鎮と呼ばれた 方だそうです。
「数」でPDCAを回してみる
まずは身の回りの「数」から作ってみる、そしてそれを検証してみる、この経験を繰り返すことが「数」に強くなる秘訣なのでしょう。
「変わる」を基軸にする
◆130ページ~145ページ◆
リーダーと呼ばれる人たちは必ず、「変わる」を基軸にして自分の考え方や行動を組み立てている。「君子は豹変す」という諺があるだろう。この言葉は、変わり身の早さや保身のうまさを言っているのではない。先頭に立つ人間の核心部分には「変わる」がある、「変わる」は、舵取りを担う人間に必須の資質なのである。そして、すぐれたリーダーが「先を読む」「予測する」という動作に長けているのも、「変わる」を基軸にしているからである。真のリーダーは、何かの現象を見ているときには、「その現象を表出させている条件はこれまでと同じなのか、それとも同じでないのか」ということを徹底的に吟味する。「先を読む」「予測する」という動作は、その吟味があって初めて可能になるのである。
現象を表出させている条件を「数」で捉える
その現象を表出させている条件を「数」で捉えていれば「先を読む」「予測する」ということが可能となり、さらに「変わる」へとつながっていくのでしょう。
「数」は、リーダーにとっても重要なのですネ。
おっさんの選択
本書から学んだ数の極意のポイントは以下の3点です。
1) 数で全体を見ること。
2) 数でPDCAを回してみること。
3) 現象を表出させている条件を数で捉えること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。