四十路の選択

タイトルは『鷹の選択』にならって『四十路の選択』としました。

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【戦略を立案されている人向け】 「8つの心得」が学べます。

 

今回のオススメ本は、『まず、戦略思考を変えよ』です。

 

本書は、戦略を立案されている方へオススメです。

本書には、経営戦略の修正が頻繁に求められている現代に対応できるよう、「新たな戦略思考」を身につけるための「8つの心得」についてまとめられています。

 

今回、特に印象に残った言葉は次の2つの言葉です。

「その先を読め、そこから戦略思考が始まる。」

「その先に戦陣を築け、そこから戦略行動が始まる。」

迷った時に、自分自身に語りかけたいと思います。

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著者について 

まず、戦略思考を変えよ―戦略マネジャー8つの心得

まず、戦略思考を変えよ―戦略マネジャー8つの心得

 

 著者は、コンサルタントの方です。

2000年6月、ソフトバンク・グループのシンクタンクの代表に就任されます。

同年9月、民間企業57社とともにコンソーシアムを設立し、異業種協働による商品開発・事業開発を進めるインキュベーション・ポータルサイトも運営されています。

 

8つの心得

本書には、8つの心得がまとめられています。

 はじめに まず、戦略思考を変えよ

 第1話 「抜去り」の戦略思考を捨て「先回り」の戦略思考を身につけよ

 第2話 「市場に働く重力場」を見定め「その先の展開」を読め

 第3話 「戦略の待機時間」を縮め「組織の耐久時間」を伸ばせ

 第4話 「成功の鍵」を分析するのではなく「市場の理」を洞察せよ

 第5話 「山登り」の戦略思考を捨て「波乗り」の戦略思考を身につけよ

 第6話 「重層的な戦略」を準備し「戦略的反射神経」を鍛えよ

 第7話 「戦略と戦術の垂直統合」を図り「戦略の創発プロセス」を促せ

 第8話 「機械的なデザイン」を描くのではなく「生命的なビジョン」を語れ

 おわりに 21世紀、戦略は最高のアートになる

 

ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。

 

「予測」から「意志」へ

◆82ページ~84ページ◆

このことは、きわめて重要なことです。なぜならば、そもそも「戦略」というものは、「未来を予測するな、未来を創造せよ」ということが鉄則であり、戦略の前提の部分は「予測」の領域ですが、戦略の中核の部分を「意志」の領域だからです。すなわち、戦略を検討するプロセスにおいては、「こうなるだろう」という予測が重要な役割を果たしますが、ひとたび戦略を実行するプロセスに入ると、「こうなるだろう」ではなく、「こうしよう」という意志が重要な役割を果たすのです。

 

「こうしよう」という強い意志を持つ

予測は意志になり、その意志が強ければ強いほど、その予測が実現する可能性が高くなるのでしょう。 

 

「犬の年」から「蝉の年」へ

◆138ページ~140ページ◆

したがって、それほど速く変化する市場に対応するためには、これまでのような、

1.登るべき山の頂上を見定める(明確な経営目標を決定する)

2.その山の周辺の地形を調べる(経営環境を詳細に分析する)

3.頂上に登るための道筋を決める(経営戦略を具体的に立案する)

4.その道筋に従って登っていく(経営戦略を正確に実行する)

といった戦略思考のスタイルでは限界があるのです。むしろ、これから求められるのは、あえて比喩的に述べるならば、

1.波乗りによって向かうべき方向を定める(ゆるやかなビジョンを描く)

2.乗っている波の刻々の変化を感じとる(環境変化を刻々に把握する)

3.刻々の並みの変化に合わせて瞬時に大勢を変化させる(経営戦略を迅速に修正する)

4.波と一体となってめざすべき方向に向かっていく(経営戦略を柔軟に実現する)

といった戦略思考のスタイルに他ならないのです。

 

 

「山登り」から「波乗り」にスタイルを変える

へ、押し寄せてくる波に柔軟に対応することが大切なのでしょう。

波乗りするにも準備は必要です。

そのためにも足腰はしっかり鍛えておきましょう。

 

「戦略」から「戦略思考」へ

◆230ページ~232ページ◆

そこで、本書においては、我々が戦略思考をどのように変えていけばよいのかについて、「8つの心得」として述べました。それは次の心得です。

1.「抜去り」の戦略思考を捨て、「先回り」の戦略思考を身につけよ

2.「市場に働く重力場」を見定め、「その先の展開」を読め

3.「戦略の待機時間」を縮め、「組織の耐久時間」を伸ばせ

4.「成功の鍵」を分析するのではなく、「市場の理」を洞察せよ

5.「山登り」の戦略思考を捨て、「波乗り」の戦略思考を身につけよ

6.「重層的な戦略」を準備し、「戦略的反射神経」を鍛えよ

7.「戦略と戦術の垂直統合」を図り、「戦略の創発プロセス」を促せ

8.「機械的なデザイン」を描くのではなく、「生命的なビジョン」を語れ

  

8つの心得を実践する

どの心得も、「今まで」と「これから」が対比しているのでイメージしやすいです。

これらの心得の意味をかみ締めながら、実践していきましょう。

 

おっさんの選択            

本書から学んだ8つの心得のポイントは以下の3点です。

 1) 「こうしよう」という強い意志を持つこと。

 2) 「山登り」から「波乗り」にスタイルを変えること。

 3) 8つの心得を実践すること。

 

やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。

そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!

                       

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。

よろしくお願いいたします。