【思考力を高めたい人向け】 思考力の磨き方が学べます。
今回のオススメ本は、『思考力の磨き方』です。
本書は、思考力を高めたい方へオススメです。
思考力を鍛える第一歩は、「自分が知識不足ではないかと用心すること」および「先入観を捨てること」だと著者はいいます。
本書を手にして、思考力の磨き方を学びましょう。
著者について
著者は、評論家の方です。
ソフト化・サービス化の時代をいち早く先見し、日本経済の名ナビゲーターとして活躍されています。
思考力の磨き方
本書には、思考力の磨き方がまとめられています。
第1章 「脱・新聞」の考え方
第2章 アイデアの湧く頭のつくり方
第3章 「アナリシス」より「アナロジー」の時代
第4章 「中流」を見れば世界が分かる
第5章 「優位戦」を戦うために
第6章 思考実験としての「核」論
ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。
庶民を見れば中長期の予測ができる
◆94ページ~95ページ◆
私は指導層と庶民という分類で、両方を見ようとする。政治家ばかりを追いかけていると、賞味期限の短い話しか得られないし、短期の予測しかできない。ところが、庶民はどうかという目で見ていくと、これは中長期の予測になる。庶民は急には変わらないからである。マスコミや政府が「クールジャパン」と騒ぎだす何十年も前に私がそういった現象に気づいたのも、この分類で世界を見ていたからで、これが、私の話が人と違っている理由かもしれない。
庶民を見る
おっさんも庶民です。
おっさんの身の回りのことを見ていればいいのでしょう。
ただ、変化に気づくためには、定点で観測するのがようでしょう。
「お父さんが副社長になったのはたんなる運」
◆140ページ~143ページ◆
「俺はいい大学を出たから、部長になるのが当たり前」「日本中の会社が成長しているから、わが社も拡大する」と思っていたが、それが常識ではないと知ったとき、呆然とするしかない。そこで「自分が不遇なのはあいつのせいだ」と考えはじめると、みるみる人間が小さくなってしまう。ステータスなどという下らないことは考えず、前向きに努力するのが「中流」の精神だったはずである。日本人はそれをもう一度思い出さなければならない。
前向きに努力する
人のせいにせず、前向きにコツコツと努力していきましょう。
「拡散思考」のすすめ
◆168ページ~171ページ◆
「家庭の話にはお答えできません」痛いところを突かれてこう答えるのは、たいていお偉方か学者である。こういう人は概して「if(もしも)」の話を嫌う。幸い私はどちらでもないので、ifの話が大好きである。さまざまなifを考え、何通りものストーリーをつくれる人は人生が楽しく、ビジネスでも成功するだろうと思っている。自由に発想を広げていく思考法を「拡散思考」というが、仮説をたくさん展開できる人が「拡散思考」に長じた人だと思う。逆に仮説をできるだけ排除していくのが、絞り込み思考で、学者にその傾向が強い。絞り込み思考でifを考えなければ、間違いは少ないかもしれないが、新しい発見は何も生まれない。「あなたの話は何の根拠もない」といって威張っている大学教授を見ると、「なんとつまらない人生か」と思う。だから学生は授業に出ないか、教室で居眠りしている。逆に「拡散思考」で考えていくと、未来や希望が生まれ、新しい価値やアイデアも生まれてくる。
「if(もしも)」と考える
むかし、ドリフターズの番組で「もしもシリーズ」というコントがあった。
「もしもこんな○○があったら……」と想像を働かせながら考えることを楽しみたいと思います。
その延長線上に新しいアイデアが生まれるのでしょう。
おっさんの選択
本書から学んだ思考力の磨き方のポイントは以下の3点です。
1) 庶民を見ること。
2) 前向きに努力すること。
3) 「if(もしも)」と考えること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。