【儲かる仕組みを考えている人向け】 会計を通した経営を学べます。
今回のオススメ本は、『なぜ、あの会社は儲かるのか?』です。
本書は儲かる仕組みを考えている方へオススメです。
本書は会計と経営の融合をテーマにまとめられていまので、会計を通して経営を学ぶことができます。
本書の内容を実践すると儲かる仕組みを築いていけるのでしょう。
著者について
- 作者: 山田英夫
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2012/07/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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著者は二人の大学教授の方々です。
お一人は、シンクタンクを経て、教授になった方です。
もうお一人は、監査法人を経て、教授になった方です。
会社が儲かる仕組み
本書には、会社が儲かる仕組みがまとめられています。
第1章 差別化、高級路線は儲かるのか?
―帝国ホテルと東横インの利益率の怪!
第2章 あんなに安売りして儲かるの?
―「損して得とれ」で稼ぐドコモとキヤノン
第3章 ポイントで得する会社、苦しむ会社
―笑うANAと悩める百貨店
第4章 製品の寿命は会社の寿命?
第5章 なぜ、赤字会社が黒字会社を買える?
―急成長A社が堅実B社をM&Aできる理由
第6章 稼いだ利益を何に変えるべきか?
―不動産を買った阪急、キャッシュのままの任天堂
ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。
差別化はどうすればできる?
◆25ページ~28ページ◆
差別化をしかけるポイントとして、マーケティングの大家コトラーによれば、次の5つがあると言われる。
(1)製品により差別化-形態、品質、耐久性、信頼性、デザイン
(2)サービスによる差別化-注文しやすさ、配達、取りつけ、顧客トレーニング、メンテと修理
(3)スタッフによる差別化-スキル、礼儀、安心、信頼、コミュニケーション能力の高いスタッフ
(4)チャネルによる差別化-ネット金融、中古車ネット
(5)イメージによる差別化-シンボルこのような5つの面をうまく組み合わせれば、たとえ汎用品と呼ばれる商品でも差別化することができる。
差別化をしかけるポイントを組み合わせる
「製品」「サービス」「スタッフ」「チャネル」「イメージ」。
儲かっている会社は、どこで差別化されているのかを考えながら「企業戦略」を見つめてみましょう。
大丸は何を変えたのか?
◆44ページ~47ページ◆
サービス産業によく見られる「役割が不明確で、非効率な個人依存の販売スタイル」を抜本的に見直し、「標準化」を目指した。それはおよそ次の3つのステップで進められた。
第一段階 運営形態タイプによる売り場の分類
第二段階 接客パターンによる売り場の分類
第三段階 店頭業務の再設計
ほとんどの百貨店がそうであるように、大丸でも個店ごとにやり方が違い、チェーン・オペレーションにはなっていなかった。
ムダ・ムラ・ムリをなくすために「標準化」を目指す
他の業界でうまくいっているやり方を自社に取り入れてみましょう。
5つの競争要因から見た製品の寿命
◆129ページ~131ページ◆
そして最後に最も脅威となるのが、代替品である。完全な代替品が行われれば、その製品は市場から姿を消す。古くは、計算尺は電卓の登場で、ジアゾ式複写機は普通紙複写機の登場で、レコード針はCDの登場で姿を消し、最近でも、日本語ワープロはパソコンに代替され、ipodに代表されるメモリーオーディオの登場で、MDは販売量を落としている。
代替品の動向に注意し、対応を考える
代替品は脅威ですネ。
あなたの身の回りの代替品を意識してみましょう。
おっさんの選択
本書から学んだ会社が儲かる仕組みのポイントは以下の3点です。
1) 差別化をしかけるポイントを組み合わせること。
2) ムダ・ムラ・ムリをなくすために「標準化」を目指すこと。
3) 代替品の動向に注意し、対応を考えること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。