四十路の選択

タイトルは『鷹の選択』にならって『四十路の選択』としました。

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【改革推進者向け】 改革の考え方や進め方が学べます。

 

今回のオススメ本は、『ウェルチの戦略ノート』です。

本書は、改革推進者の方へオススメです。

改革に対する考え方や進め方についてヒントが得られるでしょう。 

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本書のオススメ

本書でオススメしたいのは、読者の理解を助けるために用いられているアイコン表示です。

この中でも番のオススメのアイコン表示は「次の行動」です。

このアイコンの下に、ウェルチの戦略を明日からの業務に取り入れられるように具体的な一歩に分解された内容がまとめられています。

 

著者について 

ウェルチの戦略ノート

ウェルチの戦略ノート

 

 著者は、ウェルチやガースナーなどの書籍を多数出されている方です。

 

ウェルチの戦略

本書には、ウェルチの戦略がまとめられています。

 1 GEウェイ―企業革命のためのフィールドブック

 2 GEウェイ―陣頭指揮のCEO

 

ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。

 

時間浪費の犯人探し

◆88ページ~91ページ◆

1.自分の工場かオフィスを歩き回って、社員の仕事ぶりを注意深く観察する

2.10分間時間をつくって、直接の上司に最も時間を浪費しているものをリストアップするように頼んでみる

3.自分のオフィスには改善が必要だと説明してから、GEの定型に則ってワークアウト・セッションを組織する

4.できるだけ多くの提案をその場で取り入れる努力をする

5.社内に浸透させるのに長い時間がかかるような提案については、その提案の扱いが可能な限り速やかに行われていることに注意を払う

  

オフィスを歩き回って、社員の仕事ぶりを観察する

これはいわゆる三現主義でしょうか。

「現場」「現物」「現実」について観察しましょう。

これで改善のヒントが見つかるでしょう。

 

学習する文化はどんな成果をもたらすか

◆115ページ~116ページ◆

1.組織の内外を問わず、新しいアイデアを積極的に探す

2.業界のイベントに顔を出して、次の革新的アイデアを生み出す可能性のある業界の仲間と親しく交歓する

3.友好関係のある企業で最も親しい10社に電話をかけ、そのビジネスに取り入れた最新のアイデアを必ず聞き出す

4.毎週1時間から2時間、競合相手のウェブサイトをあたって、そこから何か学習するものがないかどうか注意深く検討する

5.非常に革新的な経営のアイデアを取り上げた雑誌の特集記事を見落とさない

6.最新のビジネス書から目を離さないこと。特にイノベーションと最先端のテクノロジーに関する書籍をはずしてはいけない

 

毎週、競合相手のウェブサイトをあたる

成長している競合は、色々な変化にチャレンジしています。

そのチャレンジを見逃さないよう、毎週、競合のウェブサイトを観察しましょう。

これはシンプルですが、意外にできていないと思います。

 

株式保有者そして顧客の皆様、及び従業員各位1998年度版

◆274ページ~287ページ◆

当社の課題は、2000年を目の前にして、企業としてのビジョンを「アウトサイド・イン(外から内)」に方向転換し、顧客自身の要求と業務との両方のパラメーターを計測して、その結果をもとに、顧客にサービスを提供するときのばらつきをゼロにするよう努力することです。顧客との接点のある業務では、いかなる場合にもばらつきは悪です。社内のプロセスに対する改善など顧客にとっては全く何の関心もありません。

 

顧客と接点のある業務のバラツキをなくす

「社内のプロセスに対する改善など顧客にとっては全く何の関心もありません。」

顧客から見えるのは、直接接点がある業務プロセスだけです。

ここでのバラツキが顧客の印象を左右します。

バラツキは悪と捉えて、無くすための努力が必要です。

 

おっさんの選択            

本書から学んだウェルチの戦略のポイントは以下の3点です。

 1) オフィスを歩き回って、社員の仕事ぶりを観察すること。

 2) 毎週、競合相手のウェブサイトをあたること。

 3) 顧客と接点のある業務のバラツキをなくすこと。

 

やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。

そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!

                       

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。

よろしくお願いいたします。