【小売業に携わっている人向け】 単品管理を学べます。
今回のオススメ本は、『商売で大事なことは全部セブン・イレブンで学んだ』です。
本書は、小売業に携わっている方へオススメです。
本書では、「セブン・イレブンの単品管理(タンピンカンリ)」と呼ばれる日本の小売業が生んだ最強スキルをシンプルに説明されています。
セブン・イレブンの成長のヒミツである単品管理を学べます。
著者について
著者は、セブン・イレブン退社後、「セブン・イレブン的経営手法の伝道」を目的にしたコンサルタントとしてご活躍されている方です。
チェーンストア本部を中心に教育・指導・講演を行われています。
専門分野は、単品管理の指導とスーパーバイジング部門の強化です。
単品管理
本書には、セブン・イレブンの単品管理がまとめられています。
第1章 「売り方」の発明
第2章 その気になれば簡単さ
第3章 誰でも数字を変えられる
第4章 変化、大好き
第5章 お客の「飽き」と戦う
第6章 合言葉は勇気
第7章 誰よりもたくさん売ってみたい
第8章 誰だって1年で賢くなれる
第9章 仲間を「アッ」と言わせたい
第10章 小さく考え、小さく手を打つ
ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。
牛乳の売上げは倍増した
◆36ページ~37ページ◆
同時に、返品可能だった牛乳を買い取り制に切り替えます。「冗談じゃない。これ以上店の廃棄が増えたらどう責任を取るんだ」という加盟店からの非難を覚悟の実行です。どうなったか?牛乳の売上げは倍増しました。返品可能故に放置されていた牛乳の単品管理が始まったからです。
常識を打ち破る
成長には、常識を打ち破ることと、リスクをとるという覚悟も必要なのでしょう。
何よりもあなたの意思が大切です
◆118ページ~120ページ◆
お客さまが興味を持つのは「ちょっと待って!この商品だけは見てって!なぜならば・・・」と語りかけてくるような商品です。買い手が欲しいと思うのは、「売り手自身がほれ込 んでいる商品」「その1品に対する絶対的な自信が伝わってくる商品」です。
売り手自身が商品にほれ込む
商品に必要なことはコレです。
そして、単品管理を実践すると、この部分がしっかりしてくるのでしょう。
天気に鈍感な商人が増えた理由
◆263ページ~265ページ◆
余談ですが、「天気に鈍感な商人が増えた理由は何だろう」とたまに考えます。たぶん、店が立派になりすぎたからでしょう。天候対応で重要なのは皮膚感覚です。しかし、立派な店は確実にその力を退化させます。外気と遮断された空間、1日中、空もようを見ることもなく過ごす職場環境、キャリアアップに比例して増えるデスクワーク、情報機器の複雑化と高度化・・・そういう環境が、お客さまに教えられてやっと天気の変化に気づく、鈍感な商人を量産したと言えます。そのつけが、今の売上げ不振の背景にあるような気がします。
天気に敏感になる
皮膚感覚、現場感覚を大切にしましょう。
おっさんの選択
本書から学んだ単品管理のポイントは以下の3点です。
1) 常識を打ち破ること。
2) 売り手自身が商品にほれ込むこと。
3) 天気に敏感になること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。