四十路の選択

タイトルは『鷹の選択』にならって『四十路の選択』としました。

【スポンサーリンク】



【問題解決力をさらに大きく伸ばしたい人向け】 問題解決の「思考様式」と「試合運び」について学べます。

 

今回のオススメ本は、『問題解決の全体観 下巻』です。

本書は、問題解決力をさらに大きく伸ばしたい方へオススメです。

問題解決に適した「思考様式」および「試合運び」について学びます。

f:id:WEST81:20160916224912j:plain

 

問題解決カルテットとは

問題解決カルテット(四重奏)とは以下の4つになります。

 ・問題解決ルーティーン(PSR):問題解決の「型(手順あるいはプロセス)」

 ・問題解決ツール(PST):問題解決に適した思考の「道具」

 ・問題解決モード(PSM):問題解決に適した「思考様式」

 ・問題解決ワーク・マネジメント(PSWM):問題解決に適した「試合運び」

そして、本シリーズでは、この問題解決カルテットについて上巻および下巻を通して解説されています。

問題解決力を大きく伸ばそうとするならば、「明日からでも問題解決カルテットのすべてを使うようにせよ!」と著者はいいます。

さあ、あなたも問題解決カルテットを使ってみましょう

 

著者について 

ドキュメント・コミュニケーションの全体観 下巻 技法と試合運び

ドキュメント・コミュニケーションの全体観 下巻 技法と試合運び

  • 作者: 中川邦夫,コンテンツ・ファクトリー,中川学
  • 出版社/メーカー: コンテンツ・ファクトリー
  • 発売日: 2010/05/01
  • メディア: 単行本
  • 購入: 2人 クリック: 19回
  • この商品を含むブログ (12件) を見る
 

 著者は、製紙会社を経て、コンサルティング会社へ入社します。

その後、1998年に独立されます。

事業戦略、組織設計、営業力強化、業務改革、人材育成など幅広い分野でコンサルティング、および経営者、幹部候補生研修などを手がけられています。

 

問題解決の「思考様式」と「試合運び」

本書には、問題解決の「思考様式」と「試合運び」がまとめられています。

 PartⅢ: 問題解決モード

 PartⅣ: 問題解決ワーク・マネジメント

 

ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。

 

3つの「仕事」のリズム感を持とう

◆128ページ~129ページ◆

仕込み「仕事」

まず最初にくるのが仕込み「仕事」である。End Productを想定する、仮説を組み立てる、アプローチ・段取りを考えるといった「仕事」のことである。

熟成「仕事」

次に続くのが熟成「仕事」。最初に仕込んだものを修正・補足したり、細部を創り上げていく「仕事」である。これが何回も続く。熟成回数を重ねて完成度を上げていくためである。

仕上げ「仕事」

最後にくるのが仕上げ「仕事」。それまで検討してきたものを統合する。そして磨き上げる。全体の整合性をとる、論理構成を組み立てる、メッセージや図表の効果を高めるなどの類である。

  

「仕事」は仕込み、熟成、仕上げで進める

おっさんも、この流れで仕事は進めています。

しかし、思うような成果は出ていないように思います。

おそらく仕込み不足なのでしょう。

 

スケジューリングのはじめと終わりを切り取ろう

◆158ページ~159ページ◆

序盤と終盤に割く(切り取る)時間については、経験度合いや問題のタイプによって異なるので一概にはいえない。ただ、比較的経験の浅い人ならば以下のような時間を一応の目安として、徐々に自分で時間感覚を体得していくのがよいだろう。

3ヵ月プロジェクト:序盤に1~1.5週間程度、リファインメントに1.5~2週間程度

3日間仕事:序盤に0.5~1日程度、リファインメントに0.5~1日程度

 

序盤と終盤の時間を先に切り取る

仕込み「仕事」の量を満たすために、全行程の10%から25%の時間を確保するよう計画します。

 

スタート時には3点セットの仕込み「仕事」を入れよう

◆162ページ~163ページ◆

End Productの想定

これは、価値のある獲物は何かをイメージすることである。どんな絵姿なのか、どんなメッセージになるのか、そして何が起こるのか……こういったことをイメージするのである。これは、ぼんやりしたイメージであっても情緒的であっても構わない。

仮説ストーリー創り

これは、手短に集めた情報から仮説を立てることである。これには、仮説志向で述べたように、一連の仮説群から仮説マップを創り、整合性シミュレーションを行うことが最も効果的だろう。

段取りのシミュレーション

そして、こうした仮説を検証するために、どういう手段を使えばよいか、何日ぐらい要するのかといった「作業」の段取りを考える。このとき、仮説がユニークであればあるほど、より慎重さが求められる。なぜならば、こうしたユニークな仮説というのは、尋常なアプローチではなかなか検証できず、一工夫も二工夫も必要になるからである。

  

まずは3セットを仕込む

仕込み「仕事」の質を満たすために、「End Productの想定」「仮説ストーリー創り」「段取りのシミュレーション」の3セットを順番に取り組みます。

 

おっさんの選択            

本書から学んだ「思考様式」と「試合運び」のポイントは以下の3点です。

 1) 「仕事」は仕込み、熟成、仕上げで進めること。

 2) 序盤と終盤の時間を先に切り取ること。

 3) まずは3セットを仕込むこと。

 

やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。

そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!

                       

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。

よろしくお願いいたします。