【マーケティング初心者向け】 日常にあるマーケティングが学べます。
今回のオススメ本は、『あやしい商品が売れるごくまっとうな理由』です。
マーケティング初心者の方へオススメです。
本書には「マーケティング思考」を身につけるために普段生活している日常にあるマーケティングについての気づきがまとめられています。
「ア~、そうなのか」という発見があります。
著者について
著者はマーケティング戦略コンサルタントとして活躍されている方です。
大学卒業後、大手総合研究所へ入社、システム開発やコンサルティング業務を経
て、戦略系コンサルティング会社に転職されます。
現在は、マーケティングコンサルティングやシステム化のための企画業務に従事されています。
日常生活にあるマーケティング
本書には、日常生活にあるマーケティングがまとめられています。
第1章 ただの葉っぱを高値で売りさばく方法―ニーズ
第2章 「ソレ、売れ残りだから値上げしといて」―価格戦略
第3章 「ピエロのジョニー君」の秘密―購買行動
第4章 成果か快楽か―男脳と女脳
第5章 「ヘイ、にぎりの下、お待ち!」―商品戦略
第6章 「本物」と認められない本物のブランド品―流通戦略
第7章 『007』の罠―プロモーション
第8章 甲子園準々々々決勝で敗退―メッセージ
ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。
潜在的な不安を提示すれば、解消する商品が売れる
◆16ページ~23ページ◆
もともと気にしていなかった、または気がついていなかった分野の商品が開発・宣伝されることにより、人々の意識が変わっていくことは少なくありません。これはマーケティング的にみると、潜在的なニーズを顕在化させたということになります。潜在的なニーズを顕在化させる方法はいくつもありますが、フィア・アピールもその一つです。つまり、消費者が不安に感じやすいことを突っついて、不安感を顕在化させ、それを解決するための商品やサービスを提案するのです。
不安感を顕在化させる
「フィア・アピール」について学びました。
そういえば以前、「得たいこと」と「避けたいこと」を訴求した場合、「避けたいこと」を訴求した方が消費者の反応はいいという話を聞いたことがあります。
買い物の4分の3は衝動買い
◆81ページ~86ページ◆
実は、あらかじめ買うモノを計画しておいて、その計画したものだけを買うというスタイルの人はあまり多くないのです。ある調査によると、量販店の場合、全購買の76.1%が非計画購買で占められていました。また別の調査では、あらかじめ決めていたものを買う確率が10%以下というものもありました。いずれにしろ、あらかじめ計画されていた購買は4分の1以下しかないのです。残りの4分の3は計画されていない購買、つまり広い意味での衝動買いです。
4分の3の人は衝動買いしていると認識する
この数値、人間の基本的な習性として認識しておきましょう。
選択肢があるから、決定ができる
◆129ページ~131ページ◆
多くの日本人は真ん中の「上」を選ぶ傾向が高いそうです。これは、横並び的な状況を好む人が多い日本陣の特性に理由があるのかもしれません。そのことをよく知っている店側は、まず真ん中の「上」を十分な利益がでるように設定します。「特上」は、店の看板商品であるため、見栄えをよくしなければなりませんし、素材もいいものを使います。そのため、コストが高くなり、店としては、あまり儲けがでません。一方「並」は、素材を落としていても作る手間は一緒です。こちらも儲けが出にくいのです。だから、「上」の価格を決めてから、「特上」や「並」の値段を設定するのです。お客さんの多くが、十分な利益が出る「上」を選ぶため、店としても商売が繁盛するのです。
真ん中の「上」を十分な利益がでるように設定する
これは勉強になりました。
消費者の立場としては、「並」を注文したいと思います。
そういえば今までも、「並」を注文していました。
おっさんの選択
本書から学んだ日常生活にあるマーケティングの気づきは以下の3点です。
1) 不安感を顕在化させること。
2) 4分の3の人は衝動買いしていると認識すること。
3) 真ん中の「上」を十分な利益がでるように設定すること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。