【新たな世界をつくるために挑戦されている人向け】 仮説思考法が学べます。
今回のオススメ本は、『ぼくらの仮説が世界をつくる』です。
本書は、新たな世界をつくるために挑戦されている方へオススメです。
本書には、著者が編集者として、経営者として考えてきたことがまとめられています。
自分のやりたいことを決めてから情報を集める
自分のやりたいことを決めて、それから情報を集めると仕事が楽しくなっていきます。
「情報→仮説→実行→検証」ではなく「仮説→情報→仮説の再構築→実行→検証」という順番で思考します。
そうすると結果がでるのが楽しみになります。
楽しいから、もっとやりたくなります。
新しいことを成功させるときに、こうして楽しみながら取り組める良い循環を回すことが大切だと著者はいいます。
著者について
著者は、作家エージェント会社の代表です。
2002年、出版社に入社し編集者として数々のベストセラーを生み出されます。
その後、2012年に創業されました。
仮説思考法
本書には、著者が実践されている仮説思考法がまとめられています。
はじめに―大航海時代が始まった
1章 ぼくらの仮説が世界をつくる―革命を起こすための思考アプローチ
2章 「宇宙人視点」で考える―本質を見極め常識を打ち破るための思考法
3章 インターネット時代の編集力―モノが売れない時代にぼくが考えてきたこと
4章 「ドミノの1枚目」を倒す―遠くのゴールに辿り着くための基本の大切さ
5章 不安も嫉妬心もまずは疑う―「先の見えない時代」の感情コントロール
6章 仕事を遊ぶトムソーヤになる―人生を最高に楽しむための考え方
おわりに―仮説を実現する冒険に出よう
ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。
「仮説」とは「定義」である
◆38ページ~43ページ◆
なにごとも「定義する」訓練を積むことで、自分なりの仮説を生むことができるようになるのです。小さなことでも「定義しよう」と思うことは、ぼくの作品の作り方にも影響を与えています。たとえば「いい作品って、なんだろう?」という質問に対して、ぼくには自分なりの答えがあります。それは「世の中に新しい定義を与えること」です。
「定義する」訓練を積む
自分の頭で考え、理解を深めるよう訓練していきます。
なぜ今「ストーリーの時代」なのか?
◆83ページ~87ページ◆
先に、ファンの心を満足させるのです。記事のストーリーに満足した人は、「商品を買いたい!」と思う。世の中のほとんどの記事は「商品を買ってください」と頼んでいます。消費者は、頼まれすぎているから、それだけで嫌になってしまうのです。でも、ストーリーに満足している消費者は「買わせてください!」と頼むファンになってくれる。「ほぼ日」は、商品のECサイトではなく、商品の背景にあるストーリーをファンに届けるECサイトです。世界的にも、こんなECサイトはありません。「商品を買わせてください」と思うということは、ストーリーを自分のものとして採りいれて、その商品自体を「自分ごと」として思っているといいうことでしょう。この「自分ごととして思わなければ人は動かない」というのも、実は今の時代の特徴です。「共感」「自分ごと」は、これからの重要なキーワードだと考えます。
商品の背景にあるストーリーを届ける
「商品を買ってください!」とおっさんは言っていました。
お客様が買いたくなるよう、商品の背景などのストーリーを語るべきですネ。
お客様がおもしろいと思うことを伝えられるようにしていきます。
質を高めても売れない時代がやってきた
◆100ページ~104ページ◆
おもしろいというのは〈親近感×質の絶対値〉の「面積」だったのです。この面積理論を、ソーシャルゲームに当てはめると腑に落ちるところがたくさんあります。旧来のゲームは、基本的に1人か2人でのプレイでした。一方、ソーシャルゲームは、複数人でゲームをやりながら、親近感を感じることができるわけです。ゲームの質を絶対値ではかると、旧来のゲームのほうが、ソーシャルゲームに勝つように思いますが、親近感の高いソーシャルゲームのほうが、面積は広くなります。コンテンツは、1次元の時代から〈親近感×質〉という「2次元」の時代になったのです。IT技術とは「人と人をつなぎ合わせる技術」です。人と人をつなぎ合わせる技術を最大限に使ったゲームが、この時代に勝つのは必然とも言えます。
おもしろい=親近感×質の絶対値
親近感を高めれば、おもしろさを増すことができるということでもあります。
質が低いときには、まずは親近感でカバーしていくようにします。
おっさんの選択
本書から学んだ仮説思考法のポイントは以下の3点です。
1) 「定義する」訓練を積むこと。
2) 商品の背景にあるストーリーを届けること。
3) おもしろい=親近感×質の絶対値。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。