【まちを活性化したい向け】まちおこしのポイント
今回のオススメ本は、『自分たちの力でできる「まちおこし」』です。
本書は、自分たちが住むまちを活性化したい方へオススメです。
まちおこしのポイントがまとめられています。
まちおこしのポイントとは
地元の人たちが地域資源を知り、気づき、一体となって主体的に動かなければ地域活性化は決して実現しないと著者は言います。
では、具体的なポイントとは何か?
それを知りたい方は本書を手にしてみてください。
著者について
著者は、東京農業大学教授、公益社団法人日本青年会議所アドバイザー兼地域プロデユーサー育成塾長、一般社団法人北海道活性化機構代表理事、地域活性学会理事(広報交流委員長)など多岐に渡ってご活躍されている方です。
全国各地で講演・現地アドバイスなどを実施されています。
まちおこしのポイント
本書には、自分たちの力でできるまちおこしのやり方がまとめられています。
第1章 売上・所得のアップを目指す
第2章 人材の育成と定着率の向上
第3章 評価する仕組みづくり
第4章 女性・若者・年配者の活躍の場をつくる
第5章 新しい産業・文化のおこし方
最終章 まちづくりを左右する原点とキーパーソン
ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。
無関係に見える人を巻き込んでこそ成功するまちおこし
◆71ページ~74ページ◆
一見、まちのイベントやプロジェクトに関わりがなさそうな人でも、地域活性化には欠かせない人財になることがあります。活動の輪に巻き込むためには、多少の収入とともに、何らかの取り組みに関わってもらう仕組みづくりが肝心です。地域づくりは、部分最適化ではなく、全体最適化の発想をもってできるだけ多くの人に参画してもらい、楽しさを共有することが大切なのです。
できるだけ多くの人に参画してもらう
まちおこしが成功するポイントは、できるだけ多くの地域の人に参画してもらい、まちおこしの楽しさを共有することです。
背伸びをせず、身の丈を考えてあるものを活かす
◆141ページ~143ページ◆
他の農家のみなさんはこの活動に関心はあるものの、まだ戸惑いがあったのです。しかし、この地域を訪れる方は、ここでしか見られない夕日と、ここにしかない食文化に触れたいのだと気がついたとき、農家の皆さんはよい意味で開き直ります。自分たちは何も飾る必要はない。地元でいつも食べている料理でもてなせばいいんだと考えたのです。
何も飾る必要はない
ここでしか見られない景色。
ここでしか食べられない食べ物。
ここでしか体験できない文化など、その地域の日常でもてなせばいいのです。
日本酒の収益で漬け物を研究開発
◆153ページ~154ページ◆
西山地区の酒造りから学ぶべき点は、地域にある資源を有効に活用し、事業に関わる人に広がりを持たせ、事前に会員を募集し資金を集めたところにあります。さらに新酒発表会などのイベントでは、女性の皆さんが地元料理を紹介するなどの活躍の場を創出することにも成功しました。誰かが何とかしてくれるだろうという姿勢では、いつまでたっても客体意識から抜けられません。講演や現地アドバイス等にうかがった際にいつも力説していますが、地元の皆さんが地域資源を知り、気づき、一体となって主体的に動かなければ地域活性化は決して実現しないのです。
地域資源を知り、気づき、一体となって主体的に動く
西山地区の酒造りでは、地域住民や地元出身者などを対象に1口あたり1万円で会員を募集し、初年度から300口以上もの応募があったそうです。
これはスゴイですネ。
地域の人、ひとり一人が、その地域資源を知り、気づき、みんなが一体となって動いていくことで活性化が実現していきます。
おっさんの選択
本書から学んだまちおこしのポイントは以下の3点です。
1) できるだけ多くの人に参画してもらうこと。
2) 何も飾る必要はないこと。
3) 地域資源を知り、気づき、一体となって主体的に動くこと。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。