【残念な文章を書いている人向け】人を動かす文章を書く力が学べます。
今回のオススメ本は、『「強い文章力」養成講座』です。
本書は、残念な文章を書いている方へオススメです。
本書は、「残念な文章を書くあなた」を助けたい!という著者の思いからまとめられています。
本書は、オンライン学習サービス「schoo」で大人気だった授業をもとに書き下ろした「強い文章」の教科書です。
残念な文章とは?
「人を動かす力がある文章=強い文章」です。
残念な文章とは、その逆の文章のことをいいます。
つまり「人を動かす力がない文章」のことですネ。
あなたの書く文章は「強い文章」or「残念な文章」?
どうすれば「強い文章力」をつけられるのかを学ぶことができます。
「強い文章力」の基本の大前提は、受け手に「自分と関係がある」と思ってもらうことです。
著者について
著者は、コピーライターの方です。
広告でのコピーライティングにとどまらず、「経営理念」「スローガン」「制度名」「プロジェクト名」などの「言葉」を変えることで、会社や団体の業績を伸ばすことを仕事にされています。
著者は、オンライン学習サービス「schoo」で先生もされています。
強い文章力講座
本書には、強い文章力をつけるポイントが講座形式でまとめられています。
1限目 自分ごとにしてもらう「何を伝えるか」を探し当てよう
2限目 相手をゆさぶる「どう伝えるか」の基本を習得しよう
3限目 相手の心をつかむ「どう伝えるか」の型を使おう
4限目 仕事は「言葉」で決まる人を動かす「文章術講座」
5限目 より深い共感を与える「ストーリー」を加えよう
ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。
メリットとベネフィットの違いは、「自分ごと」にあり
◆24ページ~26ページ◆
一般的に、3つの「What to say」は、以下のように訳されます。
ファクト(FACT)=事実
メリット(MERIT)=利点・長所
ベネフィット(BENEFIT)=利益
「ファクト=事実」は前項の説明でわかってもらえたと思いますが、このままではメリットとベネフィットの違いがわかりにくいですよね。じゃあ、こんな風に超訳してみましょうか?
ファクト(FACT)=伝えたいポイント
メリット(MERIT)=ファクトから得られる「一般的に良いこと」
ベネフィット(BENEFIT)=ファクトから得られる「受け手のハッピー」
どうですか?少しはわかりやすく、イメージできるようになったのではありませんか?
ベネフィットを伝える
文章に「受け手のハッピー」があるから、相手は、自分ごとにだと思うのですネ。
おっさんの文章は、メリットしか、伝えられていませんでした。
これからは、想像力を働かせ、受け手のハッピーを考え、伝えていきます。
具体的な数字を魅力的に入れる
◆88ページ~93ページ◆
数字の入れ方は細かく分けるといくらでも手法がありますが、以下の型を知っておくといいでしょう。
(1)かかる時間を数字にする
(2)調査データを詳しい数字にする
(3)抽象的な言葉を具体的な数字にする
(4)数字の単位を変える
(5)ランキングにする
(6)法則化してまとめる
具体的な数字を入れる
これは覚えておくと便利ですネ。
受け手のハッピーを具体的な数字で伝えることができれば、受け手の心が動き、行動につながるのでしょう。
勝負メールも、ロゴス、パトス、エトス
◆112ページ~116ページ◆
勝負メールを送る時に、思い出して欲しいのが前の項で説明した「アリストテレスの説得の3原則」です。そう、ロゴス、パトス、エトスです。
ロゴス(論理・理屈)→「なぜ、あなたにこれをお願いするか?」
パトス(情熱・熱意)→「どんな熱い思いでこのお願いをあなたにしているか?」
エトス(信頼・人柄)→「私はどんな人なのか?」(あなたや会社の実績、メール全体から感じられるあなたの人柄や誠実さといった部分)
これらの3原則がしっかり届いてこそ、相手ははじめて心が動きその案件について検討してみようかなと思うのです。
説得の3原則を盛り込む
何かのお願いをするメールで、おっさんは、ロゴスしか伝ていませんでした。
パトスは私たちのハッピーであり、相手のハッピーにまで絞り込めていませんでした。
さらに、エトスは意識すらしていませんでした。
これからは、相手のハッピーの視点でパトスを伝え、エトスについても意識して、伝えるようにしていきます。
おっさんの選択
本書から学んだ強い文章力のポイントは以下の3点です。
1) ベネフィットを伝えること。
2) 具体的な数字を入れること。
3) 説得の3原則を盛り込むこと。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。よろしくお願いいたします。