四十路の選択

タイトルは『鷹の選択』にならって『四十路の選択』としました。

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【新任広告担当者向け】 広告マーケティングの原則を学べます。

 

今回のオススメ本は、『広告マーケティング21の原則』です。

本書は、新任広告担当の方へオススメです。

広告がきわめて安全で、確実で、多くの利益をもたらす事業であることが21の広告マーケティングの原則としてまとめられています。

本書は、読者の広告に対する理解を深め、広告を発展させるものとなることでしょう。

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広告とは

「広告はセールスマンシップだ」と著者はいいます。

広告の原則はセールスマンシップの原則です。

したがって、両者(セールスマンシップと広告)の成功と失敗は、同じような問題に起因しています。

広告に関する疑問には、セールスマンの基準から答えることができます。

そう、シンプルに考えればいいようです。

 

著者について 

広告マーケティング21の原則

広告マーケティング21の原則

 

 著者は、19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍した米国の著名なコピーライターの方です。

クーポン、サンプル配布など誰もが知っている広告手法を最初に編み出した方です。

 

広告マーケティングの原則

本書には、広告マーケティングの原則がまとめられています。

 1広告の原則の誕生

 2セールスマンシップ

 3サービスの提供

 4通販広告の教訓

 5見出し

 6人間の心理

 7具体的であること

 8商品を語りつくす

 9イラスト

 10高くつくアイディア

 11情報の重要性

 12戦略

 13サンプルの使用

 14流通の確保

 15テストキャンペーン

 16販売店との関係

 17個性

 18ネガティブ広告

 19ダイレクトメール

 20商品名

 21健全なビジネス

 

ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。

 

セールスマンシップ

◆10ページ~17ページ◆

広告とはコピーを書くことだと考えている人が多い。しかし、セールスマンに必ずしも弁才が必要ではないように、広告においても文学的な資質はそれほど重要ではない。広告の文章は、セールスマンの話と同じように簡潔で、明瞭で、説得力のあるものでなければならない。華美な文章は間違いなく損だ。個性的な文体も同様である。こういったものは読み手注意を主題からそらし、売り手の隠された意図を暴く。ものを売ろうとする努力は、それが露骨なものである限り、買い手の抵抗を引き起こす。これはセールスマンでも広告でも変わらない。弁の立つものが優秀なセールスマンであることはまれだ。雄弁なセールスマンを前にすると、人々は丸め込まれるのではないかと身構える。その商品を売るようにみせかけて、何か別のものを売りつけるのではないかと警戒する。

 

「広告=セールスマン」だと捉える

こう捉えると、実にシンプルに広告のことを考えられます。

「良いセールスマン=良い広告」「悪いセールスマン=悪い広告」このように対比させながら考えると、広告の判断基準が明確になりますネ。

 

イラスト

◆60ページ~66ページ◆

イラストは有望な見込み客を引きつけるためだけに利用しよう。イラストを使うのは、同じスペースを文字で埋めるより、イラストを使った方が効果的にセールスポイントを伝えることができる場合だけだ。これまでの章でも述べてきた通り、通販広告の広告主はイラストの効果を知り尽くしている。通販広告には大きいイラストが利用されていることもあれば、小さいイラストが利用されることもある。イラストがひとつも使われないこともある。注目に値するのは、高額な芸術作品を使ったものはひとつもないということだ。これにはすべて、結果に基づく明確な理由がある。どの広告主もこれらの原則にしたがうべきだ。うちの商品にはあてはまらないと言うなら、テストを行って独自の原則を導き出そう。効果のあいまいなものに大金をつぎこむのは、どう考えても賢明ではない。

 

イラストの効果を見極める

今まで、イラストの効果について考えたことがありませんでした。

これからはイラストの効果を見極め、見込み客を引きつけるために活用します。

 

ネガティブ広告

◆118ページ~120ページ◆

人間は太陽に、美に、幸福に、健康に、成功に引きつけられる。ならば、そこから遠ざかる道ではなく、そこに向かう道を示すべきだ。うらやんでいる人物ではなく、人々がうらやましいと思う人物を描く。すべきでないことではなく、すべきことを伝える。広告には明るさが必要だ。われわれは広告に悲しげな青色は使わないようにしている。読み手は広告に書かれている通りに行動すると考えるべきだ。「無視できないチャンスです」ではなく、「いますぐ郵送でサンプルをご請求ください」と書こう。前者の文章はチャンスを無視する人がいることを示している。広告では大多数の人と同じように行動することを勧めよう。

 

「すべきでないこと」ではなく、「すべきこと」を伝える

今まで、「すべきでないこと」をついつい伝えていたような気がします。

これからは、「明るく」「すべきこと」を伝えていきます。

コレ、人を育てることにも共通しそうですネ。

 

おっさんの選択            

本書から学んだ英語のポイントは以下の3点です。

 1) 「広告=セールスマン」だと捉えること。

 2) イラストの効果を見極めること。

 3) 「すべきでないこと」ではなく、「すべきこと」を伝えること。

 

やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。

そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!

                       

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。よろしくお願いいたします。