【新商品の企画・開発に携われる人向け】成功体験から脱却するポイントが学べます。
今回のオススメ本は、『100円のコーラを1000円で売る方法2』です。
本書は、新商品の企画・開発に携われる方へオススメです。
シリーズ2作目となる本書、サブタイトルに『ビジネス戦略がわかる10の物語』とあるように、競争戦略を物語仕立てで、楽しみながら学ぶことができます。
成功体験からの脱却
本書のテーマは「成功体験からの脱却」です。
成功体験からの脱却を実現するために必要なことは以下になります。
・網羅指向から仮説思考・論点思考へのシフト
・すべてやる思考から「やらないこと」をあえて決断する思考のシフト
・成功体験にこだわる同質集団から、成功体験にとらわれない多様な集団へのシフト
具体的な内容については本書で確認してみてください。
著者について
著者は、コンピュータ関連サービス企業に入社され、製品開発、セールス、戦略マーケティングなどを経験された後、2013年に独立されています。
現在は、経営変革において、現場リーダーが自ら動いていく組織作りのコンサルティングをされている方です。
また、2000年にバリュープロモーションという概念に出会い、その後2006年よりバリュープロモーションの伝道師としても活躍されている方です。
成功体験からの脱却
本書には、成功体験からの脱却がまとめられています。
1 業績悪化の真犯人は誰だ?
2 なぜマクドナルドはリーダーであり続けるのか?
3 実験は「結論」からはじめろ
4 “あらゆる事態”にそなえるな
5 「平等から公平へ」シフトしたパナソニック
7 ローコストキャリアが大手航空会社に勝つ方法
8 「1+1+1=3」を超えるチームづくり
9 撤退する勇気
10 社員14人で業界シェア80%を握るコミーの戦略
ここからは、本書のオススメページを紹介していきます。
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◆54ページ~64ページ◆
PDCAは一度やって終わりではありません、「仮説→実行→検証→改善」のサイクルを何度も回していく。1回1回は小さな改善でも、何度も積み重ねれば、大きな変革につながります。螺旋階段を1周すると1段階上がるようにPDCAをくり返すことで、どんどん高みに昇っていく。PDCAは円ではなく3Dでとらえる必要があります。
PDACを高速回転させる
著者は、1週間といった短いスパンでPDCAを回転させることを提案されています。
PDCAをドンドン回して、ドンドンレベルアップしていきましょう。
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◆74ページ~86ページ◆
100個の論点を網羅的に扱うのではなく、最も重要な2、3個の論点に絞って対策を考える。仮説を立て、実行し、検証して、改善する。この方法ならずっと効率的に、かつ迅速に対応できます。これが論点思考です。
最も重要な2、3個の論点に絞って対策を考える
テーマを絞って、人や時間などの資源を集中させることがポイントです。
パレートの法則(20:80の法則)にも通じる考え方ですネ。
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◆134ページ~143ページ◆
“何をやるか”を考えて“やるべきこと”を足していくと、結局いろいろなものに手を出す羽目に陥ってしまう。それでは、ライバルと差別化できません。行き着く先は際限のない価格競争です、物事はすべてがトレードオフ。何かを取れば、何かを失う。だから、“何をやるか”ではなく、“何をやらないか”を決めることが重要なんです。
戦略として“何をやらないか”を決める
著者は、「戦略とは“何をやらないか”を決めること」だと言われています。
やはり、選択して、集中することがポイントですネ。
おっさんの選択
本書から学んだ成功体験からの脱却のポイントは以下の3点です。
1) PDACを高速回転させること。
2) 最も重要な2、3個の論点に絞って対策を考えること。
3) 戦略として“何をやらないか”を決めること。
やっちゃえ!オッサン!おっさん は「まだまだ、やりますよ!」。
そしてあなたも「まだまだ、やれますよ!」。いっしょにがんばりましょう!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。また遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。